春らしい金曜日。
丹沢・大山を仰ぐ田園地帯を歩きつつ渋田川沿いの芝桜を見学。
子どもたちと一緒に行くのは17年ぶり。
こちらの学校では毎年の恒例行事でもあります。
学校研究で環境教育に取り組んでいた頃には川掃除もしていた。
田植えや野菜などの栽培活動も学校のすぐ側にある田畑で実施。
学校周辺の農地で行われる学習活動がたくさんありました。
生活科で野草を見つけて調理するという活動も…
ノビルやカンゾウなど、春の野草を見つけて天ぷらにする。
とても楽しかったことを思い出しながら歩いてきました。
この渋田川沿いから展開された様々な学習活動はどんなものだったか。
生活科と総合的な学習をベースに教科横断的なカリキュラムを考える。
「豊かな自然を生かして」
というようなザックリとしたテーマに先生たちがそれぞれの色をつけていく。
ゆるやかに4年間研究に取り組んだ当時をふりかえる時間にもなりました。
「どうしてあんなに熱く議論したのだろうか」
「どうしてあんなに楽しい実践が繰り広げられたのだろうか」
当時の先生たちの姿が鮮明に浮かび上がって…
「身の回りにあるホンモノから学ぶ」
というキーワードがあったことを思い出しました。
当時の先生たちは、学校周辺の環境を学びに生かすことの大切さを知っていた。
そして…
教科書よりもホンモノから学ぶことが大切だって信じて楽しんでいました。
「授業は教科書からなんて始まらない」
そんなマインドが職員室に普通にあったし…
さらに言うと地域密着が過ぎるほどに密着でした。
「子どもたちの学びは教科書の中にあるのではなくリアルな世界の中にある」
学校の周辺環境をカリキュラムに紐付ける。
しっかりと取り組みたいものです。