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湘南二宮で学校と町の未来を考える

二宮知足寺にて町の未来を考える

二宮知足寺にて町の未来を考える

朝から蒸し暑さを感じる土曜日でした。

相模湾から丹沢・大山へ向かって風が吹く、この地域特有の夏はもうすぐです。

自宅から自転車でも30分ほどあれば湘南の海が見える。

海沿いにはJR東海道本線の鉄路が走り、昔ならではの風情を残しています。

そんな駅のひとつに二宮があります。

子どもの頃「ガラスのうさぎ」という本を読みました。

太平洋戦争の終戦直前、米軍戦闘機の機銃掃射によって二宮駅でも犠牲者が出た。

小学生のボクにも強烈な印象を残したお話です。

二宮という地名を覚えたのはこのお話がキッカケでもありました。

その後…

家族で海岸へ出かけて地引き網を楽しんだり石を拾ったり…

小学生を引率して遠足に行ったり、サッカーに行ったり…

はたまた、箱根駅伝の応援に行ったり…

馴染み深い町の一つです。

そんな二宮の皆さんと共に「学校と町の未来を考える」機会をいただきました。

会場は知足寺。

二宮駅からは小さな路地を通って行けば5分ほどで到着する好立地。

周辺は昔ながらの風情の残る高台にある浄土宗のお寺さんです。

すぐ近くにも曹洞宗のお寺さんがあるので昔から賑やかなエリアだったのでしょう。

なんと、こちらには曽我兄弟のお墓があるんです。

知足寺は鎌倉時代源頼朝の御家人として二宮を治めていた二宮朝忠の居宅跡と言われ、その妻は五郎、十郎の姉で、兄弟が敵討を成し遂げたものの両人とも命を落としたことを悲しみ、剃髪して花月法尼と言い屋敷の片隅に庵を結び、その菩提を弔ったことに始まる。
(知足寺縁起)

ということで講演をする前に墓参り。

遠い昔の町の姿に思いを馳せつつ山門脇の会館へ。

階段を上がると50畳という大きな部屋があります。

そこに集まった町長さん、教育長さんも含め30名ほどの皆さんとつくる120分。

演題は「これからの学校、世界、そして町」

まずはこんな話から…

「子育て世代の転入が続く湘南二宮町」

全国的に少子高齢化の波にさらされている市町村が多い中、神奈川県中郡二宮町では、子育て世代の転入が続き注目を集めている。
2019年学校統廃合について検討を始めたことがきっかけとなり、町が一体となって議論を交わし行動した結果が実を結んだ。
要因は学校改革と学校を中心としたコミュニティの再構築にあった。
本紙では8週にわたって二宮町の取り組みを特集する。
(2025.6.18 神奈川新聞)

☆未来をイメージするための創作記事です☆

3年後に神奈川新聞で特集が組まれるという未来からスタート。

全国各地で進む学校統廃合の問題。

学校を核としたコミュニティの再構築。

子育て世代を呼び込むための未来のまちづくり。

そんな話をさせてもらいました。

二宮町でも学校の再編計画が持ち上がり様々な議論が繰り広げられています。

「こどもも おとなも ほっと安心できるスペースを学校に作りませんか?」

そんな思いをもって新たな環境をつくっていこうという有志の皆さんもいる。

「ボトムアップが大切なのよ!」

という町会議員さんの一言に納得させられる熱気がそこにはありました。

「学校を拠点としたコミュニティの再構築と持続可能なまちづくり」

これからも一緒に考えていこうと思います。

御縁に感謝です。

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