「どうすれば観察力ってつくのでしょう?」
学校の先生やスポーツ指導者、子育て中の保護者の皆さんからいただく質問です。
ちょっと考えてみました。
「ただ散歩するだけですね」
そんな答えが出てきました。
皆さん、散歩していますか?
ボクの朝は30分ほど山道を散歩することからスタートします。
面白いものを見つけたらスマホでパシャリとやって眺めるんです。
毎日、いろんな光景に出会います。
ただただ歩く。
例えば、この栗。
少しずつ秋めいてきた山道近くにコロコロと転がっています。
「あらら、ちょっと早めに落ちてきちゃったのね。風が強かったからね」
「ところで、どうやって転がってきたのかな。ずいぶんと転がったね」
「強風で道路に落ちたでしょ。さらに風が吹いてコロコロってことかな」
なんて考えます。
「なるほど、何かを探しながら散歩するってことですか?」
と言われれば、それはそうではないのです。
めちゃくちゃリラックスして歩いています。
「ただただ、散歩するだけ。なんか力が入っていると出会えないんですよね」
目的をもって歩いていると意外な発見のチャンスを逃してしまうのです。
例えば教室で…
ちゃんとやろうとしてない、学びに迎えていない子が目につきがちですね。
ついつい「やっているかどうか」で子どもたちを見てしまいます。
「お!○○さん、今、こんなことしてんなー。そこからどうするんだろ?」
可能な限り解釈をせずに眺めていると意外な発見があるものです。
「へー!そこへ行くのか。じゃあ、ちょっと聴いてみよう」
タイミングを見計らって近づいてみます。
リラックスできる場所では、いろんなセンサーが開きますよね。
ただ散歩するだけで五感が刺激されます。
休日の街歩きなんかもいいかもしれません。
週末も楽しんでくださいね。
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