あれから観てきたことを頭の中で整理したり、あちらこちらで報告する機会を与えられています。
今夜は、教育界の大先輩たちの前で語り多くのフィードバックをいただきました。
オランダの教育、とりわけイエナプランの学校は魅力的です。
「自学自習」の精神が貫かれ、さまざまな特性を持つ子どもたち一人一人に適切なアプローチを試みる。
それぞれの子どもたちにフィットした教材を個別に用意する。
学びたくなるような仕掛けをたくさん用意する。
学校で「学び方を学ぶ」ことを通して、自分から学べるような仕組みをつくる。
制度の問題は、なかなかクリアすることはできませんが、日本の学校でも取り入れられることは多いと思うのです。
教室はリビングルームのように居心地の良い空間であること。
居心地の良い空間で、ゆったりと流れる時間の中で、仲間と一緒に日々を過ごす。
さまざまな出来事に出会い、一緒に学ぶことでリスペクトの心が生まれていく。
共有する出来事が多ければ大きいほど、その度合いは高くなり、学びの質も向上する。
これって、オランダにいかなければできないのでしょうか?
そんなことはないはずです。
居心地の良い空間のために、私は「サークルベンチ」を置いています。
これがあるだけで、子どもたちの関係性は劇的に変化します。
子どもたちは、何かとサークルベンチに集まっています。
おしゃべりをしたり、集まって学びあったり、遊んだり …
子どもたちにとっては、もはやサークルは大切な空間です。
そんな空間で、時間を共有する仲間たちと一緒に学べる。
安心して学べる空気をみんなで作りたい。
そう思う毎日です。