気持ちの良い秋の空が広がった長岡にて講演をする土曜日。
長岡市立深沢小学校PTA主催、親沢町・深沢町連合町内会協賛の講演会です。
演題は「深沢小学校と地域の未来を考える」
今回の講演にあたり、昨日は半日かけて地域をご案内いただきました。
また、長岡市の状況についてウェブなどを通して学ばせていただきました。
市町村合併で驚くほど広くなった長岡市は海まであります。
それぞれの地域特性を生かしながらの暮らしが続いています。
しかしながら、全国各地と同様に人口減少で様々な課題を抱えている。
自分たちが育った地域を子どもたちに継承することの難しさに直面しています。
「学校は地域の公共財」
子どもたちだけでなく、そこに関わる大人たちが繋がる重要な場所でもあります。
学校統廃合の足音も周辺から聞こえてくる地域でもある深沢地区。
PTAの皆さんが中心となって町内会にも声をかけて実現した講演会当日となりました。
午前中は、町内会長さん、PTA会長、副会長さんとの懇談。
親沢・深沢地区の様子をあれこれと聞かせていただきました。
土地開発、農地、空屋、長岡技術科学大学、長岡カントリー、公園などの話。
神社の祭と小学校の総合学習の話など盛りだくさん。
あっという間に昼を迎えてしまいました。
休憩を挟んで13時からはホールで講演となりました。
体育館の機能を兼ね備えたフロアには大きな演題も用意していただいています。
いつもより大きなスペースなのでグッとハードルが上がって登壇させてもらいました。
土曜日にも関わらずスタッフを含め65名の参加者が集まった120分。
令和の日本型教育について、公立小学校の事例を挙げながら説明。
実際に関わりのある学校の実践例を紹介しながら深沢小学校について考えてもらう。
そこから小規模校だからこそできることを確認してもらいながら話を進めます。
さらに学校統廃合の現状と学校が存続することの重要性をお話させていただきました。
途中で参加者同士がおしゃべりをする時間を設けました。
お互いに顔の見える関係性が築かれていることがよく分かる時間でもあります。
スッと話が始まってワイワイガヤガヤする空間は何とも心地よいものです。
年齢も考え方も地区の見え方もちがう皆さんが集まっての対話。
もっともっと話をしてもらいたかったのですが今日はインプットも多めに…
「魅力的な教育環境は人を集める」
子育て世代がやって来るだけに留まらないエネルギーを生む可能性があります。
人口減少社会に抗うのは大変なことですが、子育て世代が増える可能性は充分ある。
熱い思いを持った子育て世代の皆さんがいて、それを支える地域の人たちがいる。
今日の講演から多くの対話が生まれ、皆さんの笑顔があふれるようでしたら幸いです。
2日間、大変お世話になりました。
深沢の皆様に厚く御礼申し上げます。
また来ます!