農園で子どもたちと秋植えの野菜を観察した時のこと。
カブ、ダイコン、ニンジンが目の前にある。
「どうしてダイコンは頭を出しているのだろうか?」
たしかにカブやニンジンは頭がほぼ見えない。
「それってどういうこと?」
ニンジンの葉っぱが紅葉しているようにみえる。
たしかに一つだけ緑ではなく黄色っぽくなっている。
「え?ニンジンって紅葉するの?」
カブの葉っぱが密集している。
それじゃあ大きなカブは実りにくいんだって。
「それってなんで?」
先生が間引くって言うから見定めて引っこ抜く。
大きめのものを抜いてしまったりもするけれど…
親指ほどの小さなものある。
「同じ日に植えたのになんでなの?」
葉っぱの裏にアオムシがいる。
見事なまでの緑色で見つけるのが大変。
「なんで緑色してんだろう?」
とまあ不思議なことばかり。
そんな疑問もすぐにググることができる。
ボクら大人がすぐに答えを教えてしまうこともある。
でも、ちょっと待ってあげようって思う。
「ふしぎだなあ」
「どうなってんだろ?」
という子どもたちの心の動きも大切にしたい。
そんなことを思ったのでした。