空を眺めていると不思議な形の雲に心を奪われる時があります。
先日の夕刻のこと…
なんとも可愛らしい子犬のような雲を見つけて思わずパシャリ。
「ねえ!あれってなんにみえる?」
なんて言いながら子どもたちと雲を眺めたことを思い出しました。
「ドラゴンしゅつげん!」
「わたがしみたいだねえ」
「UFOみたいだよ」
大人のボクらが子どもたちの広げるファンタジーの世界に引き込まれていきます。
「子どもたちって何て面白いんだろう?」って感動しちゃいます。
ふと思い出した文章がありました。
おおたとしまささんのお話です。
「小学校に入るくらいの児童期になると、いろいろなことに疑問を感じます。なぜ海は、近くで見ると透明なのに遠くから見ると青いのか。なぜ月は、毎日形を変えるのか。子どもはどうやって生まれるのか。……などなど。でもまだ目に見えることしか理解できません。これ、まだ科学的思考ができるまえの、古代人の段階です。」
なるほどなあ。
ついでに幼児期の話ではこうも伝えてくれています。
「幼児期までは原始人です。言葉が十分でないかわりに、歌って踊ります。やたらと枝を拾うのは、道具を使い始める段階です。ドングリが好きなのは、それが自分にとって暮らしやすい環境であることのサインだからだと思います。泥遊びは土器をこねているようなものですね。火を扱えるようになったことは人間にとっては大きな進歩でしたから、火遊びも大好きです。」
たしかに…
幼児と遊ぶと「はじめ人間ギャートルズ」の世界のように面白い。
そして…
こうも伝えてくれています。
「どんな時代になろうとも、幼児期にすべきことは決まっています。泥遊びして、火遊びして、木に登ってください。小学生のうちから方程式や化学式なんて覚える必要はないんです。」
ホントその通り。
いろんな光景を目にして…
「ねえ!あれってなんにみえる?」
って考える機会が多くあれば好奇心旺盛な大人へと成長していくんじゃないでしょうか。
そんなことを考えた火曜日でした。