今日も地球はクルクルと回り、ちゃんと夜明けがやって来ました。
朝刊を開けばアメリカ合衆国トランプ大統領就任の続報。
ネット上でも同様のニュースが飛び交っています。
ビックリするほどの大統領令に署名して前言撤回と言わんばかりの状況。
どうやら世界は変わっていくようです。
この状況を100年前と同じだというような論調もあります。
民主主義が崩壊し右傾化する傾向にあるとか…
世界中には人類が抱えきれないほどの核ミサイルもあるとか…
大国が覇権主義を強大化させて平和と安定が崩れそうだとか…
たしかに…
何だか世の中が不安定さを増しているようにも感じます。
だからといって冷静さを失ってはいけません。
こういった状況で更に不安を煽るような真偽不明の情報もある。
全くもって虚偽であった情報を平然と流布する人たちもいる。
その間違った情報で人の命さえ奪ってしまうことまで起きている。
嘘が広まって、それがまるで真実のように一人歩きして、世論が形成される。
歴史をふりかえれば…
私たち人類には悲しい記憶も残っているではありませんか。
ここ150年、世界中で大きな戦争を繰り返してきた悲劇を忘れてはなりません。
「21世紀は成熟社会」だったのではないでしょうか。
何でも行きすぎると揺り戻しがあるのは自然の摂理かのかもしれません。
「世界中の誰もが幸せに暮らせる社会の実現なんて有り得ない」
というのは確かにその通りだとは思います。
「そんなことは理想論だよ」
という意見にも反論はありません。
それでも…
「それって何だか違うんじゃない?」
って思うのです。
「世界が変わるって?」
「だからなんだよ!」
「世界が変わるって?」
「できること?顕微鏡でも見えないほど小さいかもしれないけど、やれることをやるよ」
「世界が変わるって?」
「どうなっても今日一日を丁寧に生きるさ」
それくらいの気持ちでいたいものです。
そして…
「世界中の誰もが幸せに暮らせる社会の実現」という理想は捨てたくはないのです。