「教育の目的とは何か?」を改めて問う

早稲田にて新たな教育的視点をいただく

久しぶりに朝から東京へ。

まずは東京都私立学校展へ参加するため東京国際フォーラムへ。

東京の全私立中高413校が参加する大規模な説明会でした。

朝イチの10時入場を申し込んで、空いているうちに一気に目的の学校を回って情報収集。

各ブースの先生たちと話をしながら子どもたちの進学先候補校を探ることができました。

これだけ多くの学校がひしめき合う東京では学校サバイバルとも言える競争があります。

それぞれ独自の教育理念や戦略が求められている時代なのだということが分かります。

学校も様々ですが子どもたちと保護者も目的はそれぞれなのだと思います。

一人ひとり、誰もが違う環境で育ち、それぞれ興味関心も得意分野も違う。

誰ひとりとして同じ子はいない中で、その個性に合わせた学校を選ぶことは至難の業。

まだ右も左もわからない子どもたちが今の学校制度の中で選択を迫られることもありそうです。

青春時代をどこで過ごすかは子どもたちとっては大きな課題。

よって大人の都合ではなく子どもたちの意見も尊重して慎重に選んで欲しいものです。

東京国際フォーラム

午後は数年ぶり早稲田大学へ足を運び教師教育研究所構成研究員研究に参加。

そうそう…

今年度からご縁をいただいて、こちらの招聘研究員となりました。

ちなみに本研究会で拝聴したのが…

「中国江蘇省の小中学校教員の生命教育について」
「カナダ・サスカチュワン州におけるLGBTQ児童生徒の権利保障」

子どもたちを取り巻く複雑な状況は、どの国においても変わりがないようです。

なかなか悩ましいですね。

2つの発表を聞かせていただいて頭の中をぐるぐると回ったことが…

「教育の目的とは何か?」

ということです。

教育基本法には以下のように書かれています。

第1条
(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
https://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/004/a004_01.htm

Teach for Japanのコラムにも以下のように書かれています。

教育の目的を定め、理解することは非常に複雑です。教育は公的な関心事、個人的な関心事であると同時に、政治的な関心でもあり、それぞれの立場の人々が異なる目的を抱いていると言われています。
https://teachforjapan.org/journal/14108

そう!なんとも複雑なんです。

全ての子どもたちに安心・安全な場が保障されていればよいのですが、なかなか世の中うまくいきません。

我が国だけではなく、どこの国でも多くの教育課題があることがよく分かります。

なんとかしようと世界各国の教育関係者が葛藤しているのだと思いますが共通することもありそうです。

この世に生まれた子どもたち一人ひとりが自分らしく幸せな人生を歩む

なんじゃないかと思うのですが…

「教育の目的とは何か?」

皆さんはどう考えますか?

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