それぞれの違いに心を寄せて

一つひとつ形も大きさも重さも違うんだ。

台風の影響で強風が吹く丹沢・大山の麓。

中学校の体育祭も安全面に留意して延期との連絡がありました。

朝ランで走るコース沿いの雑木林も激しく樹木が揺れている。

時としてザーッと怖いくらいの強い風の下で慎重に走る。

こんな日はドングリがいっぱい落ちているんです。

ドングリといっても種類はいろいろ。

ドングリの種類と一生|こどもの国
10月はドングリの季節です。こどもの国で見られる主なドングリ4種類(マテバシイ、クヌギ、コナラ、シラカシ)を紹介します。こどもの国でドングリ探しをして見ましょう。コナラのドングリの一年や、ドングリに卵を産む昆虫ハイイロチョッキリも紹介してい...

道路にはマテバシイ、コナラ、クヌギといろいろな種類のドングリが転がっている。

なんだか気になって…

アスファルトから一つひとつ拾ってズボンのポケットにいれていく。

「ここにあったら車にひかれておしまいだもんね。後で土のあるところに戻そう」

そんなことを考えて集めていたら両手でもあふれるほどになりました。

いつも立ち止まって朝のお祈りをする場所で、集めたドングリを眺めてみます。

丸いクヌギってコロコロしていて手のひらの上で転がすと心地いい。

子どもの頃、穴を開けてコマにして遊んだ記憶が蘇ります。

一つひとつ微妙に形、大きさ、重さがちがう。

「自然界には完全に同じものなんて存在しないはず、それぞれが唯一無二だよね」

そして、ボクの手によって拾い上げられたドングリたちの未来もそれぞれ。

一つひとつ願いを込めて雑木林のあちらこちらへ放っていく。

「春になったら芽を出すんだよ」ってね。

それぞれの違いに心を寄せていられる人でありたいものです。

\ドングリの記事/

タイトルとURLをコピーしました