疲れているとき、無性に山に入りたくなるのはどうしてなんでしょうね。
幸いにもボクの住んでいるところは自然も豊かで山も近い。
朝ランをするコースも山道を選ぶことができます。
研究会に参加した昨日の午後は、鎌倉時代の豪族も住んでいた地域を歩きました。
近くには横穴もあって石器時代に人々が暮らした形跡もあるところです。
車道から外れると大きくショートカットできる道があります。
切り通しがあって狭い道の両端は、樹木に囲まれています。
森の中を歩くと懐かしい香りがします。
子どもの頃、家のすぐ近くの雑木林で遊んでいたときの記憶…
一帯を見回すとクヌギの木が多い。
「あ〜!クワガタやカブトムシを捕りに行くときの匂い」
スズメバチに気をつけながら樹木を転々とした少年時代を思い出します。
森林を抜けると目の前に丹沢と大山が見えます。
なんともスッキリした気分です。
自然に触れるっていうだけで、心が穏やかになります。
これって不思議ですよね。
いつもとは違う場所が刺激される。
山に入ると五感がフル活用されるってことなんでしょうか…
蛇やスズメバチにも気をつけなければと警戒もします。
どこかに食べられそうな実を見つけると手を伸ばしたくなる。
自然と何かを探すような感じもして、野生のスイッチがオンになるのでしょう。
よくよく考えてみれば、今は偉そうにしている人間だって生物に変わりはありません。
野性的な部分を持ち合わせているのです。
ということは、あんまりモノに囲まれて暮らしているという方が不自然なんですね。
ストレスの多い現代社会…
できるだけ自然の中に身を置くということが重要なのかもしれません。
Good Luck.