島根県にて「多様性」をテーマに考える二日間。
二日目は、島根県立𠮷賀高校へおじゃましました。
先生たち、町役場の人たちと学びあう90分のワークショップ。
学校のある𠮷賀町は、山々に囲まれた自然豊かな中山間地にあります。
清流高津川とその支流に沿い耕地が開けているという人口約6000人。
とても素敵な風景の広がる町です。
こんな素敵なポスターを掲げて、子育て支援にも力を入れている。
「高校卒業までの子ども医療費全額助成!」「保育料完全無料!」「給食費完全無料!」
なんていう施策もあります。
「高校まで?」と不思議に思っていたら、町と𠮷賀高校がタッグを組んでいるのでした。
町役場の方々も参加してくださっていた理由がよくわかります。
地元の中学校と行事を共同で行ったり、教員が中学校へ出張授業を行ったりしているらしい。
中学校と高校で相互交流しながら生徒の生活や学習のサポートを行っているだそうです。
「連携型中高一貫」なんて聞いたことがありませんでしたが、とても素敵な取り組み。
なるほど研修会に中学校からも先生方が来ているわけですね。
キャリア教育として、「総合的な学習の時間」を中心に行われているプロジェクト。
『S.D.P.』は、吉賀町をフィールドとして、吉賀町の『人・もの・こと』とのコミュニケーションを通じて、生徒一人一人が社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現する力を身につけていきます。
町をフィールドにして学ぶというのは、本当に素敵なことです。
学校設定教科『環境』も面白い取り組み。
「多様性を活かした教育環境を設定することが大切なんだなあ。」
主体的な学びの場を「人・もの・こと」を繋いで共につくる大切さを教わった気がします。
𠮷賀の皆さま、お世話になりました。
本当にありがとうございました。