冬の青空の下、2歳半の男の子と散歩に出かけてきました。
おしゃべりしながら、あっちへこっちへ寄り道しながら目的地へ向かいます。
片道1kmほどの距離の間には舗装していない道もあり草や落ち葉の上も歩けます。
「おつきさま、あるよー。ほらあそこだよ。」
と青空に浮かぶ真っ白な半月を見つけて教えてくれる。
「なんだこれ?かたいよー。おりゃー!」
と霜柱を踏みつけては前進していく。
「なんかあるかなー?」
とコンクリート壁に穴を見つけては、いちいちのぞき込んでいる。
小田急の陸橋の上では、やって来る電車に思いっきり手を振る。
そんな姿を見つけてくれたのか、運転手さんが小さく警笛を鳴らしてくれる。
長い階段も自分で歩き通して目的地へ到着。
大根を干す手伝いをしたり、ブロックで遊んだりと休まるところがありません。
もらった正月用の榊の入った袋を持っての帰り道は歌を口ずさんでいる。
「ユーチューブー、ユーチューブー」
何の曲かと思ったらYouTubeの歌でした(笑)
この辺りは今風の小さな子ども。
「あ!みずがながれてるよ!みてー!」
側溝に流れる水を不思議そうに眺めている。
「あれなんだ?」
なんて言っては、見つけたものへ駆け寄って触ってみたり踏みつけてみたり。
ホントによく動き回る。
「何をしているのか?」だけではなく「今、何を感じているのか?」
そんなことも気にしながら行動を共にする。
「これくらい余裕を持ってサッカーボーイズたちも見られたらよかったなあ。」
もう大きくなってしまった彼らとも散歩したことを思い出しながら考えます。
「今、何を感じているのか?」ってことに心を馳せる余裕はなかったかも。
「何をしているのか?」にばかり興味関心があったような気がします。
「好奇心旺盛に育つには、この時期の関わり方って超重要なんだろうなあ。」
小さな頃から感情にもっとアクセスしておけたらよかったなあ。
そんなことを孫から教わる年の暮れ。
ありがとね!