すっかり冬の景色となった森の中。
足下には落ち葉のカーペットがあり踏むと心地よい音が返ってきます。
今日も思ったことがあるので書いておこう。
「生命には一つとして同じものはない」
この山には何本の樹木があるのでしょう。
スギ、ヒノキ、クヌギなど分類はあるけど、樹齢や樹形はバラバラです。
季節によっていろいろな花も咲く。
野鳥も数多く見られることで有名なエリアでもある。
鳥たちだって同じように種類も年齢もバラバラなはず。
鹿や猪などの動物もいる。
ボクにはみんな同じように見えちゃうけれど、それぞれは違うんだよね。
「そんなの当たり前でしょ!」
って言う皆さん、ごめんなさい。
自然の中にいて気づかされちゃったのです。
どういうわけかボクらは他者に同じであることを求めちゃう。
その方がホッとするからかな。
目の前にいる子どもたちは一人ひとりが違う。
なのにボクら大人はみんな同じように見てしまうことも多い。
そこにいるのはザックリと「小学校○年生」
とかだから、そんな見方しかできなくなってしまうんですよね。
「望ましい子ども像」なんて言葉があるのもいけないかも。
工場で作られるものは揺るがなく精密に同じものができあがる。
でも、ボクら人間はそうじゃないし、違っていい。
だから、それぞれの存在をありのままにリスペクトする。
そんなことを森が教えてくれます。
「生命には一つとして同じものはない」
忘れずにいよう。