「幸せな教室」をつくるために大切な”つながり・愛”

「幸せな教室」をつくるために大切な”つながり・愛”

正月明けの三連休が終わりましたね。

各地から首都圏へ向けての交通網は、どちらも大渋滞という月曜日。

と思ったら…

高架上からみる東名高速道路も大したことはなかったなあ。

感染症が広がっている影響でしょうか。

さて、昨日は「幸せな教室」をつくるために大切な”心と体”についてのお話。

健康は何よりも大切だなと再認識させられました。

増え続ける長期欠席・不登校児童生徒数、教職員の病気休職者

昨日も書いていますが、直近のデータでは以下のようになっています。

2020年度、小中学校における長期欠席者の数は28万7747人。

そのうち不登校の児童生徒数は19万6127人。

子どもたちだけではありません。

公立学校教職員の精神疾患による病気休職者は5,478人。

さまざまな原因があるとはいえ見過ごすわけにはいきませんよね。

学校に行きづらい、行けない子どもたちや先生たちは幸せだとはいえません。

(自分の意志で行かない選択をしている場合は除く)

皆さん、どう思われますか?

前回、こんな素敵な本に出会ったことも書きました。

「幸せな教室」を考える上でも活用したいなあって思います。

「幸せな教室」をつくるために大切な"心と体の健康"
今日も青空の日曜日。 キリリとした冬の空気は気持ちいい。 三連休のど真ん中、皆さんはどのように過ごしていますか。 最近、ずっと「幸せな教室」について考えています。 増え続ける長期欠席・不登校児童生徒数、教職員の病...

“心と体”を整えてから”つながり・愛”を育む

この本の中に「幸せの三段重理論」という説明が出てきます。

“セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福”の順番を間違えてはいけません。

「はい!先生!ボクは間違えていたので心も体もおかしくなったことがあります!」

と本を目の前にして声を大にして言いたくなりました。

幸せのために大切なことには順番があったんですね。

“心と体→つながり・愛→成功・お金”

これ忘れないように心がけたいと思います。

たしかに…

自らの”心と体”が整ってなければ、他の誰かに心を寄せるのは難しいですよね。

そんなわけで、睡眠・食事・適度な運動は最重要課題。

学校だったら、まずは朝の健康チェック。

「今日は元気かな?」

「どこが疲れているかな?心かな?体かな?」

子どもたちの表情をよーく見ていきましょう。

「はい!元気でーす!」

って言っていたとしても、そうじゃないことってよくありますから要注意ですけど。

“つながり・愛”を育む前に”成功”ばかりと追い求めると

子どもたちにとって学ぶことは「仕事」です。

そこで大きな成果をあげると嬉しいものです。

「花まる」をもらったり「100点」をもらったり…

頑張った分、ご褒美をもらえるとニコニコと笑顔になります。

何かをゲットするとドーパミンが出るのだとか…

「めちゃくちゃ嬉しい瞬間」

ボクにもたくさんの経験があります。

「決勝ゴールを決める」とか「浪人したけど志望の大学へ合格した」とか…

「夢でもあった学校の先生になった」とか「子どもたちから嬉しい手紙をもらった」とか…

それはそれはもう快楽のようなもんです。

でも…

これって一瞬で消えちゃうんですって。

そして、ある一定の集団の中にいると妙な競争原理が働いてギクシャクします。

「自分だけ良い点をもらいたくて先生に良い顔をしちゃう」とか…

「めちゃくちゃ良い人アピールしようと校長先生や教頭先生の前では愚痴らない」とか…

褒められドーパミンがドバーって出て、自分が他社よりも有能だと勘違いしてしまう。

そして、上から目線で人を馬鹿にしたり、いじめやパワハラまがいのことをしたりする。

悲しい話です。

“つながり・愛”を忘れていた教室の風景

朝、子どもたちが待っている教室のドアを開ける。

いきなり朝の会をマニュアル通りに進めて、時間になったら授業を始める。

授業中は、しっかりと話を聞くように目を配る。

ちゃんとやっている子たちは褒めて、そうでない子たちには注意をし続ける。

そして、時間が来たら挨拶をして授業終了。

さすがに、こんな機械的な教室は少ないと思いますがどうでしょうか。

「子どもたち同士の関係性は育まれていますか?」

「ご自身と子どもたちの信頼は築かれていますか?」

と尋ねられたらどうでしょう。

「ちゃんと学んでいるから大丈夫!」

「ちゃんと子どもたちと話せているから大丈夫!」

と思っていたら大間違いだったという経験がボクにはあります。

それなりに学習成果も出ているし、それなりにクラスの雰囲気もよかったはず…

なのに何か足りない。

それなりに指示通りには動くけど、「はい!そこまで!」という感じ。

おまけに子どもたち同士のトラブルも絶えなかった。

原因は今になるとよくわかります。

“つながり・愛”不足です。

“リスペクト”ってのは”つながり・愛”だね

ふりかえれば…

何か殺伐とした教室の空気を変えたのは「リスペクト」というキーワードです。

ボク自身が長らくサッカーの指導に関わらせていただいて出会った言葉です。

リスペクト・フェアプレー
リスペクトを「大切に思うこと」として、サッカーに関わるすべての人、ものを大切に思う精神を広く浸透させていきます。

リスペクトを意識するようになって…

「子どもたち一人ひとりの物語」にフォーカスできるようになってきた。

そして…

職員室の仲間にも同じようにリスペクトをもって接することができるようになった。

そう…

「みんな仲間」

そんなマインドを根底に置いて…

子どもたちのオキシトシン的幸福度を高められたらいいなって思います。

まだまだチャレンジが必要ですけどね。

次回は…

「幸せな教室」をつくるために大切な”成功・達成”について書いてみます。

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