大山・丹沢・富士・箱根が綺麗に見える春の日。
新学期のスタートです。
「担任の先生は誰かな?」
「どんな子どもたちがいるのかな?」
どちらもドキドキ・ワクワクの一日だったのではないでしょうか。
担任発表があった後、子どもたちと教室で対面します。
「楽しいクラスにするぞ!」
そんなふうに思って何とか楽しい雰囲気をつくろうとします。
「黄金の3日間」なんて言葉もあるので、あれこれやるんです。
ところが、これがなかなか上手くいかないなんてこともあります。
最初は楽しそうなんだけれど、途中から一気につまらない教室になるからです。
その原因には、深くは触れませんが…
失敗を繰り返してきたボクは「黄金の3日間」をあまり信じていません。
上手くできないし。
毎日の学校生活をしっかりとイメージすることの方が大切だとも思います。
先生の話をよく聞いて言われたとおりに勉強するのではありません。
子どもたち自らが学ぶ力を身につけていくことが重要だと信じています。
もちろん「高性能自立型エンジン」を搭載するのも簡単ではない。
本当に根気がいります。
ひたすら信じて子どもたちを見守って待つ。
そのために学級開きで伝える大切なメッセージはひとつだけ。
「楽しい教室をつくるのは誰か?」
子どもたちの反応はさまざまです。
「そりゃ先生でしょ」
なんて言う子もいれば、
「そりゃ自分たちでしょ」
って言う子もいる。
「どちらが正解かというと、どちらも正解かもね」
子どもたちと担任の協働的な営みが学級づくりの基本です。
ということで学級開きで伝える大切なメッセージは…
「みんなでつくるよ!」
シンプルだけれど最強のメッセージです。