全国各地で大気が不安定という3連休。
新型コロナウィルス感染拡大も止まらないようです。
夏休み、観光シーズン到来なのに心配は尽きませんね。
さて…
今日は久しぶりに日本酒の話。
我が家のルーツのひとつである会津は米づくりのさかんな地域。
昔から酒造りも盛んでで小さな蔵が点在しています。
清らかな水と美味しい米で醸造される会津の酒は国内のみならず世界的にも評価が高い。
そんなわけでボクも長らく楽しませてもらっています。
きっかけは会津酒楽館(渡辺宗太商店)さんの存在でした。
母の実家近くにあり、従兄弟と息子さんは同級生。
そんなこともあり馴染み深い酒屋さんです。
そして…
インターネット黎明期から渡辺宗太商店にはホームページがありました。
「日本酒は國酒である」
焼酎ブームだった1990年代に放たれたメッセージに感銘を受けました。
その地域の気候に合わせて、その地域の水、その地域の米を大切にする。
ハンプ会では各酒蔵が驚くようなチャレンジをした酒が届きます。
今回の「冩楽」と「天明」にも驚くような仕掛けがありました。
なんと今回の「天明」の仕込み水は「冩楽」でも使われる宮泉銘醸さんの水。
こういったコラボは簡単ではないはず…
お互いの信頼によって生まれた逸品。
本来ならばバランス良くキレがある「天明」という印象ですが今回の酒はまろやか。
「天明」なのに「冩楽」を感じさせるような味わいで驚きました。
これまで数えることができないほどの酒を楽しませてもらいました。
毎回、さまざまな学びがあります。
いつも何かしら新たなアイデアを出し、進化を止めない蔵元の挑戦。
「うちの酒はこうだから、だいたいこうやって造っておけばいいんだよ」
そんな現状維持のマインドをひとつも感じない。
「現状維持は停滞でしかない」
とよく言われますが本当にその通りだって思います。
大きな災害に見舞われるようなこともある。
そんな中でも諦めずに前進し続ける強さを感じる会津の酒。
そして、米、水、酵母などの素材を最大限に生かした酒造り。
蔵人さんたちにしか分からないであろう細やかな観察力と探究心。
そこにあるもの、ひと、ことがギュッと濃縮された一滴。
酒造りをするように子どもたちを支えられたらいいなあ。
いつもそんなことを考えています。
将来、その子らしい一本ができあがるように。
皆さん、ぜひ会津へ。