ボクにとっての「極上の会津」(その1)

暮らし

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列車はゆっくりと会津若松駅へ。

「会津若松、会津若松」とアナウンスが流れる中で待望の夏休みがやってきた。

改札で待つじいちゃんは、いつも嬉しそうにボクらを待ってくれている。

駅から数分で用水路にかかる細い橋を越えて、田んぼが見えるとじいちゃん家に着く。

玄関へはいるとばあちゃんが待っていて、磐梯山が見える部屋に通される。

田んぼの向こうに見える磐梯山を眺めながら、ばあちゃんからキリンレモンをいただくのが定番だ。

ほどなく、じいちゃんに連れられて4学年下の弟と社会科見学が始まる。

鶴ヶ城、飯盛山、武家屋敷、御薬園、松平家御廟など会津藩所縁のところを回る。

それも毎年のことだから、鶴ヶ城と飯盛山は何度も訪れている。

小さな頃から、会津士魂について学ぶのだ。

数日すると、父と母がやって来る。

お迎えが来てしまったので、ちょっぴり寂しい気分になるのだ。

自動車でやって来るので、今度は裏磐梯へドライブに行ったり、猪苗代湖で湖水浴を楽しむ。

磐梯山がよく見える崎川浜へ行くのが定番だった。

とうとう神奈川に帰る日…

舗装されていない道路を土埃をあげながら出発する。

車の後部座席から、手を降り続けるじいちゃんとばあちゃんに別れを告げる。
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そんな夏が毎年のように繰り返されていました。

ばあちゃんは数年前に他界しましたが、96になるじいちゃんは健在。

喜多方でラーメン屋を営む叔父夫婦と隣に住む従兄弟の家族と元気に暮らしています。

社会科見学は、自分たちで行くようになりました。

子どもたちを連れて鶴ヶ城、飯盛山などの史跡を巡り、裏磐梯、猪苗代湖などの自然に触れる。

今年は長男が大学サッカーで来られず、家族4人での会津入りです。

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まずは、白虎隊自刃の飯盛山へ。

会津戦争の激戦で疲れ果てた士中二番隊が命を絶った場所です。

何回やって来ても厳かな気持ちになります。

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じいちゃんを連れ、ばあちゃんの墓前に花を手向た後は喜多方へ。

豊かな田園地帯が続く会津盆地は心地いいですね。

ラーメンは、「朝昼夜(あさひや)」定番のひまわりラーメンをいただきます。

お盆休みということもあって、たくさんのお客さんの来店に驚きつつ美味しくいただきました。

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じいちゃんのオーダーもあり、柳津にある虚空蔵尊へ向かうことになりました。

子どものころは只見線でやって来た場所。

大人になってからは車で来ますが、とてもいい場所です。

只見川の雄大な景色と見事な建築物の古寺です、なんともホッとさせられる「極上の会津」なのです。

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虚空蔵尊の下には柳津名物の「あわまんじゅう」で有名な香月堂さんが…

祖父が会社員時代にお世話になった方が店先にいらっしゃるお店でもあります。

「あわまんじゅう」は、甘すぎずスーッと甘みが体にはいる味は「極上の会津」です。

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最後は、いつもお世話になっている会津酒楽館へ。

美味しい会津の酒を買うことができるお店です。

私にとっては、ここで並べられている会津の酒も「極上の会津」です。

明日は、どんな「極上の会津」が待っているか?

楽しみです。

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