すっきりとした青空が広がった木曜日。
偶然にも城跡に出会い、そこで見つけた植物をパシャリ。
栄枯盛衰、ここに居たであろう武者たちに思いを馳せます。
そして街中にある何とも素敵な図書館で旧村誌を読みました。
1000年以上前から人々が住み続けた村。
合併を繰り返して今は市に吸収されています。
山間地にある村は自給自足の暮らしをしてきた。
ところが戦後の経済成長の波と電源開発によって生活が一変。
昔ながら秩序が崩れていく様が記されていました。
驚いたのは昭和30年代に南米移民を募っていたこと。
最終的に多くの村民は地元に残りましたが葛藤があったようです。
暮らしを一変させた経済一辺倒とはなんなのか。
「経済成長こそ大切」
そんな歯が浮くような言葉を良く耳にしますが本当にそうでしょうか。
お金がなくても食べられる環境こそ大切なのではないかと思うのです。
その村は驚いたことに昭和35年から45年の10年間で人々が流出。
約11000人が約7000人に激減したのです。
当時から15校あった小学校を統合していくことになります。
「やがては1小学校1中学校になるであろう」
そんなことが書かれています。
当時から覚悟をしていたんですね。
人口減少時代は全国あちらこちらで同じことが起きている。
なんとか地域を守ろうと各自治体も躍起になっています。
これからの時代を見据えて地方の暮らしぶりに学ぶ必要がありそうです。
明日は、そんな地域の小中学校へ行ってきます。
どんなことを感じて帰ってくるのか。
また報告しますね。