「旅」と「旅行」主体性を育むのはどっち?

ちょっぴり朝の風が涼しい気がする丹沢・大山の麓。

1ヶ月に1度の駅前清掃活動に参加して日曜日がスタートしました。

「ただの清掃活動」と侮ることなかれ…

ゴミを探す力が格段にアップするのが楽しいのです。

「お!この下にもあるだろうな」

と見つけたゴミを拾おうとして下を向いた瞬間…

なんと水筒が川へ落ちてしまいました。

プカプカ浮いて流れていくので裸足になって大根川へ入るはめに(笑)

まあ、夏の良い思い出ですね。

夕刻からはフォレスト大楽院がありました。

Forest大楽
Mission:人と地球を癒して未来の子どもたちに渡す

うばさん(祖母井秀隆さん)が毎回、面白いゲストティーチャーを招いてくれます。

本日のゲストは大福聡平さん(リベルタ学舎チーフラーニングオフィサー)

やっぱり今日も「主体性」の話が出てきた。

紹介してくれた「ワガママSDGs」なんかも面白い取り組みです。

中高生がSDGsを考える。実践する。「ワガママSDGs」
ワガママSDGsは中高生が自分事として発見した社会課題の解決、「ワガママ」の実現を協働して「試作(プロトタイピング)」するSDGs実証プロジェクトです。

「やりたいからやる」ということがポイントなのだろうなって思います。

誰かに認められるためにやるってのは継続しませんし…

評価者が他者になるので、上手くいかなければ失敗となって残念な気持ちになる。

「やりたいからやる」という状況だと失敗が失敗じゃなくなるんです。

結果が出なくても辞めずに続けられちゃいますからね。

「主体的に学ぶ」とか「主体的に生きる」ってなんだろうか。

どうすれば主体的になれるんだろうか。

ふと先日JRの列車内にあったポスターを思い出しました。

大好きな路線のひとつ只見線にビールってもう…

ボクの中では旅行と旅を明確に分けています。

「旅というものはな、行き先を決めてから出かけるもんじゃねえんだよ」

というのは寅さんの言葉ですが…

目的地があらかじめ決まっていて行き方まで決めているのが旅行。

できるだけ効率よくとか便利な方法を見つけて旅行に出かける。

目的地は明確だと時間を守るとかルートを外れることを楽しめない。

なんだか受験とか従来の学校教育と似ている。

旅は直感で方角を決めてフラフラと面白そうな方へ行くから面白い。

Feel度Walkもまさにそんな感じ。

目的に到着しないなんてこともよくある。

面白そうなところへ引き寄せられながら動く。

だから、勝手に探究スイッチが入ってしまう。

探究しなくちゃなんてことにもならない。

「かわいい子には旅をさせよ」

って言葉があるけれど、やっぱり旅行じゃない。

なんでも安全に決められたルートで運ばれていくだけじゃだめ。

せっかくの夏休みなんですから「旅」をさせてみては?

といっても遠くまで行く必要はありません。

家の中だって、家の周りだって十分に旅を楽しめます。

大人が子どもたちの主体性を奪わないようにしたいものです。

タイトルとURLをコピーしました