そろそろ雪国では雪囲いが始まりそうな季節。
田んぼ脇の農道で何やら動くものを発見。
コバネイナゴのようです。
車でビューンと通り過ぎていたら踏んでいたかもしれない。
歩いていたからこそ目に留まったのだと思います。
「うわあ!久しぶりに見たな!」
「こんな時期にいるんだな?」
「子どもの頃、田んぼで追いかけて捕ったよなあ」
そんなことを思い出しました。
たった一匹のコバネイナゴですが何かしら自然の中で役割がある。
今秋は気温も高めだったこともあり、まだ食事にありつけるのかもしれません。
それでもやがては自然に帰っていき他の生物に食べられる。
或いは鳥たちに食べられてしまうでしょうか。
田んぼはコバネイナゴたちに生きるための場所として価値をもたらしています。
やがて一生を終えたコバネイナゴたちも微生物などが生きるための価値を有している。
よくよく考えてみると地球の裏側にいる人たちや物なども私に価値をもたらしている。
この世にあるものは全て何かしら繋がっているんですよね。
森を始め自然界にあるものは全て循環しながら存在しています。
「捨てる」とか「無駄」だとかいう概念がない。
そんな循環型社会が成り立つようにしたいものです。