今年は、三男の中学校でPTA会長もさせていただいています。
立場が変わって学校現場を見るといろいろと見えない側面が見えてくるものです。
教員側からは、なかなか見えにくい地域とのつながりなどが分かって勉強になります。
1.子どもたちは地域に見守られている
朝、登校する子どもたちを見守る人生の大先輩たちが、どこからともなくやって来ます。
雨が降っても風が吹いても、毎朝、横断歩道で旗を振る姿には頭が下がります。
この人たちは、自治会の一員としても地域で活躍してくれている方たちばかりです。
防災などの地域の行事にも積極的に参加してくれています。
当たり前のように立っているように見えますが、とても大変なことです。
2.学校も地域の一員であることを自覚したい
学校に勤務する教職員は、ほとんどが地域外から通勤してきます。
仕事以外で、地域の人たちとふれあうことは少ないので感覚的にわかりにくいかもしれません。
でも、学校は明らかに地域の一員であることがPTA活動で出会う方たちから教えられます。
歴史ある地域なら尚更です。
なんだか、地域と学校の人のつながりが疎かになっていないかと心配になります。
お互い、都合のいいときにばかり協力を乞うようであってはならないと思います
3.学校を中心とした地域コミュニティづくり
スポーツの世界でも、日本では学校を拠点としたクラブが多いのが現実です。
学校は、地域に対して教育に関する情報を提供したり公開講座を開く。
あるいは、場所貸しを積極的に行うなど、いわゆる「学社融合」を進める必要があると思います。
学校だけでは解決できないことが山ほどあります。
また、地域の課題も学校を活用することで解決できることも多々あるはずです。
学校を拠点とした、様々な活動を考えていくべきではないかと考えています。
まとめ 原点回帰、学校を地域のコミュニティセンターに
よくも悪くも、教室があり、体育館やグランドまでそろっている学校。
もともとあるのですから、上手に利活用するのはどうでしょうか。
社会教育と学校教育を融合させることでコストダウンもはかれるはずです。
行政側にもメリットも大きいはずですから、何ができるか考えていきたいもの…
みんなで知恵を絞れば魅力的な町づくりにつなが学校を中心としたコミュニティが構築できます。
未来の学校、しっかりと考えていきたいと思います。