6年生が自分たちで計画した修学旅行。
大日向の朝は残念ながら雨(泣)
「おかしいなあ。晴れ男なんだけどなあ。蓼科は雪?」
そんな心配をしつつ学校へ向かいます。
5名の6年生たちも元気に登校してきました。
「ねえ、6年生どこ行くの?」
と下学年の子どもたちが尋ねながら玄関へ立つボクのもとへ。
「修学旅行だよ」
「それってお泊まり?」
「一日だけね」
「いいなー!私も行きたーい!」
「6年生になったら行こうねー」
「うん!」
みんな「お泊まり」っていうのが好きなのかな。
ほぼ定刻通りに大日向小学校を出発、蓼科方面へ。
望月を経由して山をグングン登ります。
雨も降っていたので雪は融けている。
それはそれで走りやすいけれど、冬景色を見られないのは残念。
途中で休憩しながら2時間ほどで最初の目的地へ到着します。
標高1600メートルにある長野県唯一の水族館。
これがなかなか面白くて子どもたちもビックリ。
世界各地の淡水魚が集まっています。
ランチの後は、北八ヶ岳ロープウェイへ。
標高2232メートルの地点では、雄大な景色を味わうことができます。
もっと天気が良い日にまた登ってみたい。
全長4000メートルのゲレンデではスキーやスノボを楽しむ人たちも。
「今年は暖冬で雪も少なくて樹氷も見られないんですよね。」
そんな話をケーブルカーの係員さんにも聞きました。
少し時間が余ったのでチェックインの前には蓼科湖へ。
こちら冬季は凍ってスケートリンクにもなることもあったらしい。
みんなで楽しくおしゃべりをしながら湖畔をぐるりと一周。
おかげさまで青空になり蓼科山もバッチリ見えた。
「さすが晴れ男!」
心の中でニヤニヤしながらホテルへ到着。
子どもたちが計画した通りの時間にチェックイン。
18時のディナーまでは温泉を楽しんだり卓球を楽しんだり…
そんなことをしていたらご婦人に声をかけられたのだそう。
「どこから来たの?」
「長野県佐久穂町です。修学旅行なんです」
「何年生?」
「6年生です」
「あら、長野県の学校なら県外へ行くんじゃないの」
「・・・」
そりゃあそうですよね。
でも、あちらこちらを見学して回る今までの修学旅行とは違う。
しかも子どもたちが企画しているのです。
旅程やホテルの手配まで自分たちでやってチェックインまでも。
子どもたちが前を行き食事券を出さないと御飯も食べられない(笑)
そして、とてもゆったりした時間が流れています。
何なんだろうこれ(とてもいい意味で)
たしかに今までの日光修学旅行なんかも楽しかったんだけど…
こういうのもいいよね。
そうそう、思い出した!
総合的な学習の時間が導入された頃、清里のペンションに分宿していた。
3クラスが6つのペンションに別れて泊まる。
子どもたちは2日間の日程で複数の体験コースを選べるようになっていた。
トレッキングとか釣りとか…
蕎麦つくりだったり、ピザづくりだったり…
そして、ゆったりとペンションで過ごす夜。
あの感覚に近いんだなあ。
明日も良い日になりますように。