✨️Challenge Respect Smile✨️

教員研修を実践につなげるために大切なこと

明治期の教室

明治期の教室

夏休みの先生たち、あちらこちらで研修会に参加したり、本を読んだり…

自己研鑽を続けていることと思います。

私自身も現場にいる教員として研修する身であります。

全国の様々な先生たちの実践を学ぶ機会があるのはいいことです。

学び方、学級経営、子どもたちとの接し方、など内容を挙げればキリがありません。

この夏も、様々な学びを得て2学期へ突入する直前かと思います。

スキルやメソッドを学ぶって凄いの?

スキルやメソッドを学ぶのは本当に大切なことです。

でも、本当にそれだけで大丈夫でしょうか。

真新しいこれらの技を身につけたつもりで酔っていないでしょうか。

そもそも、ホントにそれ必要でしょうか。

ちょっと疑ってみてほしいのです。

教師生活も四半世紀、ホントに凄いなあと思える人たちと出会うことがありました。

魅力的な人たちには共通点があります。

スキルやメソッドは、数ある中の一つにすぎないことを認識している。

そして、他のスキルやメソッドもしっかりと承認できている。

或いは、教育関係者だけでなくビジネス界の人たちからも学びを得ている。

とにかくアンテナが広く、あちらこちらからの話を上手に組み合わせて活用している。

そんな人たちです。

でも、残念な人たちにも出会います。

自分たちのスキルやメソッドだけが最強だと思い込んでいる。

研究会に集まっている人たちが最高で、参加しない人たちはダメみたいな…

ただの批判屋で聞く耳を持てない残念な人たちです。

何が正しいとかはないんです。

私は、こんなに学んでいるんだ!

ってアカデミックぶっているのに、学級経営はまるでなっていない。

実践の場がないのに外野からギャーギャー言う人もいます。

はたまた、うまくいかないのは管理職のせいだとか、周りのせいだとか…

こういう人たちに出会うと本当に残念に思います。

私たちは、なぜ学ぶのか?受益者は誰なのか?

前述の残念な人たちは、自分のためにだけ学んでいると言ってもいいかもしれません。

なぜ学ぶのか?誰のために学ぶのか?再考してほしい。

そもそも完璧な人なんていません。

それぞれが違うバックボーンを持ちながら子どもたちの前に立ちます。

国の成り立ちだって違ったりもする。

スポーツが得意だったり、音楽が得意だったり、絵が得意だったり…

一人ひとり得意分野が違うことを本当の意味で理解しなければならない。

同じように授業の場を創っていても、微妙にズレがあるのは当然のことです。

ですから、全員が同じレベルで子どもたちに学びの場を提供するのは不可能。

だからこそ、それぞれが自分で探して出会ったスキルやメソッドを上手に提供する。

そのスキルやメソッドは完璧ではないことを認識しつつ、良さはどんどん広める。

受益者は子どもたちであり、同僚である仲間たちであることを自覚して…

いちばん大切なのは「チャレンジするハート」と「愛情」

もうすぐ2学期、学んだことを早速実践しようと思っていることでしょう。

一方…

「周囲の同意が得られないからできない。」

と不安を抱いている人たちもいることでしょう。

でも、まずはやってみてください。

やってみないと何も始まりません。

やってみる→ふりかえる→再びやってみる

これをひたすら繰り返す。

やればやるほど、もっとよくならないかと考えるのでどんどん進化します。

なぜやるのか?どんないいことがあるのかをイメージしてもらう。

相手にビジョンを共有してもらうことも重要です。

そして、何よりも大切なのは「愛情」

いくらスキルやメソッドを身につけてもダメなのはこれが足りないからです。

子どもたちは正直です。

好きじゃない人の言葉は響きません。

どうすれば好きになってもらえるかって?

自分自身が目の前にいる相手を大切に思うこと、本気で好きになること

これに尽きます。

好きな人に励まされたら、人は安心して頑張れるものです。

できることをシンプルに柔軟に子どもたちに提供しよう!

よく学んだ夏休みだったかもしれません。

いろいろな出会いがあった夏休みだったかもしれません。

きっとパワーアップして今日を迎えていることと思います。

最後に一つ

できることをシンプルに子どもたちに提供する

そう、あなたにしかできないことがあるはずです。

自分にしかない強みをもって子どもたちと接してほしいと願っています。

スキルやメソッドでは子どもは動きません。

最後は、ハートです。

さらに、世界の状況は加速度を上げて変化しています。

刻々と変化する時代の中で、新しいものはどんどん受け入れる。

古いものを全て批判するのではなく、よく見つめて言い部分は残す。

伝統と革新を柔軟に交えながら、よりよい学びの場を提供したいものです。

Good Luck.