100万部を超える大ベストセラー「嫌われる勇気」
書店で手に取ってみるものの購入には至らない書籍でした。
長いことバイブルのように読んできた「7つの習慣」に通ずるものが多かったからなのでしょう。
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今号のページをめくったら…
なぜいまアドラー心理学が脚光を浴びているのか。
なんて文字が飛び込んできました。
世代特性やSNS時代が要請したアドラーブーム
なんだとか…
SNS全盛の時代を生きる子どもたちと過ごすヒントにもなりそうです。
というわけで購入。
[amazonjs asin=”B01I1ZVTDM” locale=”JP” title=”週刊ダイヤモンド 2016年 7/30 号 雑誌 (今こそ! 「嫌われる勇気」 初めてのアドラー心理学)”]
心に刺さるアドラーの教えが3つ紹介されています。
自由とは他者から嫌われること
トラウマは存在しない
人は変われる!誰もが幸福になれる!
「人は変われる」って、子どもたちを含めて人に良く話すんです。
スポーツと教育の現場で出会う人たちに、かなりの頻度で出すキーワードだったりします。
もちろん、毎日の自分自身にも言い続ける言葉です。
アドラー心理学とは…
「人はどうすれば幸せに生きることができるのか」という問いシンプルかつ具体的な”答え”を提示する
なるほど…
自己啓発の源流と言われるのが、なんとなく理解できます。
人間の悩みは、すべて対人関係の悩み
確かにそうですよね。
自分だけだったら悩まないかもしれませんよね。
対人関係の悩みから脱却するカギは自分にある。
どうすれば変われるのか?
5つのキーワードは参考になります。
1.課題の分離
自分は変えられる。他者は変えられない。
周りの環境に文句を言っていても始まりません。
時間ももったいないので、自分に集中したいものです。
自分を変える方が圧倒的に楽。
2.承認欲求の否定
他者にどう思われようと自分の価値は変わらない。
誰かの顔色をうかがって、自分のやりたいことをやれない。
自分がボールを持っているのにベンチを見ながらプレーしている人みたいですよね。
そうじゃなくて、自分の判断で最善の行動を選択するのが良し。
3.認知論
人は皆「主観」という眼鏡を通して世界を見ている。
同じものを見ていても、その人なりの主観が入るものです。
教室の子どもたちの状況を見ても、担任によって見方は違う。
そんな違いを認めることも大切ですね。
4.目的論
問題の原因ではなく、目的に焦点を当てる。
過去だったり、背景だったりと原因を特定し改善を試みる。
それもいいけれど、未来に向かってどうしたいのかというゴールが明確な方がいい。
今あるものを活かしつつ、どこに向かって行動するのかをシンプルに考えことです。
5.自己決定性
自分の人生をどう歩むかは自分が決められる。
今までの自分は置いといて…
次の行動は、自分で決める主体性が何よりも重要です。
自分というぶれない軸もできるので楽になります。
共同体感覚(人と人とが結びついている状態)
5つのキーワードを通して人生の課題を克服し、他者を仲間と見なし、見返りを期待せず、他者からの評価を気にせず、他者に貢献する。そうすることで、人は幸せになれる。
アドラー心理学が目指すゴールはここなんだとか…
「全ては自分から始まる!」
それが大切なんだと再認識させてくれる内容でした。
Good Luck.