「こどもの日」というと何だかワクワクしたのが少年時代。
会津生まれの母に育てられたボクの家では、祖父が買ってくれた五月飾りがありました。
世田谷の社宅ではベランダに鯉のぼりがあったような記憶も…
決まって食べたのが柏餅。
毎年、当たり前のように家族行事としての5月5日はやって来ました。
自分の子どもたちが成長する過程でも同じようにしてきた「こどもの日」
ところで、こどもの日、端午の節句ってなんだろう?
そんな疑問が湧いたので今更ですが調べてみました。
「こどもの日」
日本における国民の祝日の一つで、端午の節句である5月5日に制定されている。
祝日法2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨である。- Wikipedia
そんな趣旨があるとは知りませんでした。
でも、もっと由来とかを知りたいなあ。
ということでこちらに辿り着きました。
日本でも平安時代に5つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)が取り入れられ、当時の貴族の間では、季節の節目の身のけがれをはらう大切な行事に。これが、宮中から鎌倉の武家社会へとひろがります。武士は菖蒲を「尚武=武芸を尊ぶ」とかけ、盛んに端午の節句を祝うようになりました。
この流れを受け、江戸幕府が、5月5日を重要な式日の日と定め、大名や旗本が将軍にお祝いを奉じるようになりました。また、将軍に男の子が生まれると、玄関前に馬印(うましるし)や幟(のぼり)を立てて祝いました。これらの風習がやがて裕福な庶民へとひろがったそうです。
いろんな時代を経て今の姿があることがうかがえます。
元気な子どもに育って欲しいと大人が願うのは、どの時代も同じなんだろうと思います。
気になる柏餅…
柏餅は日本独特のものです。柏餅を包む柏は昔から神聖な木とされていたことや、新芽が出ないと古い葉が落ちないため「子供が生まれるまでは親は死なない」、すなわち「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」に結びつき、端午の節句の縁起のいい食べ物となりました。
なるほど、いろんな思いが込められているもんですね。
当たり前のようにやって来る正月、節分、ひな祭り、端午の節句などですが…
案外ルーツを知らないもんですね。
ちゃんと知っておいて損はなさそうなので覚えておきたいものです。
当たり前だから知らないってのもあるけれど、それぞれを掘り下げて知っておくのも大切。
そんなことを思う2017こどもの日でした。
世界中の子どもたちが幸せでありますように。
Good Luck.