涼しい朝から一転、気温がグングンと上昇した丹沢・大山の麓の火曜日。
運動会シーズンということもあり、子どもたちも先生たちも暑くて大変(汗)
それでも子どもたちの笑顔には本当に癒やされますね。
今週は「子どもの成長を見守る話」
これがなかなか悩ましいのです。
子どもたちに対する時の立ち位置は?
「年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ」
という言葉を聞いたことがありませんか。
会津藩でも有名な「什の掟(じゅうのおきて)」の一説です。
年長者を重んじるというのは東アジアで根強いとは言われますが、どこの世界にも上下はある。
「子どもたちは弱い存在であるから、大人は多くのことを教え与えなければならない」
そんなメンタリティが当たり前なのだと思います。
子どもたちと私たち大人に上下関係はあるのでしょうか。
大人がどこから、どのように子どもたちを見ているのか。
ポジションの違いが明暗を分けることもありそうです。
「子どもに寄り添うフラットな関係性」とは言うけれど
教師と児童生徒、クラブのコーチと選手、親と子。
残念ながら上下関係はあります。
「なんで私の言うことが聞けないの?ちゃんとやりなさい!」
なんて過去に一度も言ったことのない大人がいたら教えてください。
「どうして、そんなことができるのですか?」
ってインタビューをしてみたいので。
どうしても経験不足の時には、どうしていいか分からない。
だから言って聞かせちゃうんです。
教師として、コーチとして、親として面子が立たないってこともあります。
ボクもそうでしたから。
でも、エスカレートして数々の悲劇を生んでいるのは皆さんご存じの通りです。
そもそも「その子の人生は誰のものか?」
「子どもたちは愛すべき存在であり、しっかりと守ってあげたい」
そんな気持ちが湧くのは大人として当然のことだと思います。
ところが…
子どもたちと一緒にいて、間違った方向を向いていることに気づかないことがあります。
教師であれ、コーチであれ、親であれ、子どもたちと自分たちの人生を重ねてしまうのです。
「この子の幸せは私の幸せでもある」
「この子の成功は私の成功でもある」
なんて考えてしまうことはありませんか。
受験生を抱える教師や保護者は注意が必要です。
もちろん、上のカテゴリーへ進むためのセレクションを控える選手たちのコーチも。
特にこれからのシーズンは特に要注意です。
子どもたちに余計なストレスをかけていないでしょうか。
検証が必要かと思います。
そもそも…
「その子の人生はだれのものか?」
一旦、立ち止まって考えてみるといいかもしれません。
続く…