2012年のオランダ視察から5年が経過していることを友人のFBで知る。
アムステルダムから始まった楽しすぎる日々を振り返りつつ、今の思いを書いておきたい。
風車も回るオランダは、とにかく時間の流れがゆっくりで何もかもが新鮮だった。
街中も郊外も急ぐ感じは全くない。
ボクらの日常は忙しすぎるのだと気づく。
何もかもが濃密な時間だった。
アムステルダムでは、レンタルハウスに4人で泊まった。
今や某大学の准教授とまさかのダブルベッドで過ごすことになった3泊…
マジで笑えるエピソードだが、お互いにそっち系ではないので安心(笑)
近くのスーパーで買い物をして、みんなで料理して食事をしたりビールを飲んだりした。
毎晩、めちゃくちゃ飲んで語り合った。
それぞれの立場、置かれた環境で苦しみもあったが共有しながら深く考えた時間となった。
フェイエノールトのホームゲームも観ることができた。
ちょっと古めかしい伝統的なスタジアムで、やっぱりビールを飲みながら観戦。
本物のヨーロッパサッカーに触れることができて幸せすぎた。
何よりも歓声が心地よく、サッカー観戦の醍醐味を味わえた至福の時間を過ごす。
すべての観客が幸せそうだったのが心に深く刻まれている。
目の前の高校生くらいの男子が礼儀正しくてびっくりしたのも覚えている。
オランダの少年には他者を思いやる視点があるのだと勝手にボクは考えた。
そして、クラブとは何であるかも考えさせられた。
どうでもいいけど、5年前の夏は太っていたね。
おそらく85kgはあっただろう(笑)
楽しすぎる毎日を過ごしていたばかりではない。
まじめに教育について語ることもしていたし学んできた。
視察メンバーと合流して宿舎に移動。
多彩なメンバーと教育について語り合った。
ここでイエナプランについての基礎を学び、その後、研修所にも行って講義も受けた。
「一人ひとりの子どもたちを大切に!」
これは日本の学校でもよく言われることだったが、ちょっと甘かったと痛感させられた。
本当の意味で「個」を大切にするというのは、どういうことなのかを考えさせられた。
そして、それはとても大変なことであるということも実感することになる。
そして、学校も視察。
そこには、ゆったりとした空間で子どもたちが学ぶ姿があった。
ボクらの知っている教育現場とは違う空気が流れている。
先生は、どこにいるのかわからない。
なのに、子どもたちは自分たちで課題を進めている。
休み時間の子どもたちの笑顔も印象的だ。
素敵すぎる笑顔は、とても幸せそうに見えた。
ボクらは、日本の教室で何ができるのだろうかも考えた。
そして、帰国後にベンチを教室に入れて小さな実践をスタートさせることになった。
紆余曲折ありながら、じわりじわりと浸透してきている。
今では、学年全体にベンチも広がって子どもたちと過ごせるようになっている。
2学期以降の進化も楽しみで仕方がない。
オランダ視察から5年が経過してボクはこんなにスマートになり、現在は70kgほど(笑)
ということではなくて…
こんなところにも来るような状況になった。
長野県の廃校を再生してイエナプランの学校を創るというプロジェクト…
ありがたいことにファシリテーター(学校づくり担当)として参画させていただいている。
教育の現場だけでなく、スポーツの現場で学んできたことや経験を最大限に生かしたい。
きっとボクにしかできないこともあると信じている。
いろんなことはあるだろうが、チャレンジを忘れずに次の5年を過ごしたい。
5年前の夏、そして今まで出会った全ての皆さんに感謝!
ボクはこれからも走り続けます。
Challege! Respect! Smile!