地元を歩き回りながら花たちをiPhoneで撮影する週末。
大切な教え子たちにも再会して、あれこれ話す休日でもあった。
この花はネモフィラ(瑠璃唐草)
花言葉は「可憐」「どこでも成功」なんだとか、何だか素敵だね。
ザックリ見るとたしかにネモフィラなんだけど…
よく見ると大きさや微妙に色味が違ったりするんだよね。
いろんな種類の花たちが咲き乱れるプランターが、それぞれの集団だとする。
パンジー、サクラソウ、ムスカリ、キンギョソウ、チューリップ…
それぞれに特徴がある。
それは、チームカラーや学級カラーを想起させる。
チームや学級では共通言語がある。
共有ビジョンかな。
どの選手も、どの子も理解している部分。
フィロソフィーともいえるね。
若かりし頃のボクは、この共有ビジョンとか共通のルールに縛られていた。
「これだけやっていれば大丈夫」
みたいな感じで、ルールを作っては守らせる。
子どもたちは、必死に守ろうとする。
だって、怒られるからね(ボクに)
ところがだ…
どうも上手くいかないんだよ。
ある程度は結果が出ても、その先には進めない。
まあまあ強いとか、まあまあ良い感じの集団で終わってしまう。
「なんでだろう?」
って考えていたらさ。
「みんなそれぞれ違うだろ!」
なんて当たり前のことを教わった。
「あ!そりゃそうですよね!」
みたいな感じで同じユニフォームを着ようと同じ学級にいようと個を意識した。
「これはネモフィラだからね」
なんて一括りにしないようになった。
「キミたちはネモフィラなんだからね!」
なんてことも言わなくなった。
「キミたちはネモフィラなんだけど、ひとつひとつ違うよね」
そんな感じで接するようになったら、それぞれの個性が少しずつ見えてきた。
そりゃあ完璧に捉えるのは難しいけれど、かなり解像度は上がる。
そして…
それぞれが違うからこそ生まれるハーモニーがあることを知るのだ。
まだまだ修行中だけども…