今日も冷たい風が吹く寒い1日でしたね。
朝、窓を開けると曇り空で雪でも舞うのかと少々心配でした。
それでも昼にはスッキリした冬の青空になりキリッとした空気の木曜日。
さて…
「自ら計画して学ぶために必要な3つのことについて」
振り返っておこうと思います。
話せば何時間でも話せちゃいますが今日は3つだけ。
明確なゴール
例えば算数の場合。
「3学期の算数、どんなことやるのかなあ?」
「ちょっと5分くらいで教科書を眺めてごらん」
「どんな単元があって何を学ぶのかをイメージする時間」をつくります。
「3学期は50日くらいじゃん。毎日、算数があっても50時間でしょ」
なんて話をして…
どれくらいの時間があるのかも確認します。
ザックリすぎるので単元ごとに目安の時間数を提示することも忘れずに。
「何を何時間でやる」
ここまではイメージができますが、もう一つ超重要なことがあります。
それは…
一つひとつ課題をクリアした時、最終的なゴールへ到達した時の「気分」
「ぜーんぶ終わった時、どんな気分でいたいかなあ?」
「そりゃあ、めちゃくちゃ嬉しいっしょ!」
そんなことを子どもたちは口にします。
「何ができたか」という結果も大切ですが…
「どんな気分」という感情はもっと大切なんです。
チャレンジを実感
「ねえ、計画立てたのになんでやらないの?」
なんて言っていた若かりし頃…
子どもたちは計画通りにやりたいって思っているけれどできないものです。
「やるって言ってたのにやらないって何?」
なんて詰めてしまうなんてことは多々ありました。
「結果が出なければ認めない」
もう最悪ですね(汗)
その前にプロセスを認めてあげられたらよかった。
例えば…
全くもって机に向かえず離席を繰り返していた子が座っている。
全くもって問題を解こうとしていなかった子が鉛筆を動かしている。
どんな子どもたちも自分なりに最大限の努力をしたいと思っている。
「できたか?」ではなく「そこにチャレンジはあるのか?」
まずはそこからです。
一緒に学ぶ安心感
自ら計画して学ぶ。
すると…
「先生、終わりました!」
という誇らしげな顔でやって来る。
課題を終えたのでドヤ顔なんてこともあります。
「すごいねー!めちゃくちゃ早いじゃん!」
なんて言ったら最後…
妙な競争を煽ることに加担することになります。
「ナイスチャレンジ!」
って伝えるだけでいいのです。
そして…
「ちょっと困っている人がいたらサポートしてくれない?」
ってお願いをします。
「お役立ち」
自分の得意分野で役に立てることは嬉しいものです。
算数の苦手な子が体育は得意。
そんなこともあります。
「ねえ、跳び箱とべないんだけどー」
という子が体育が得意な子に教わっている。
ところが教室では逆転現象が起こります。
たとえば算数の時間…
「この問題わかんねーけど、どうすんの?」
さっきまで跳び箱のアドバイスをしていた子が逆に教わっている。
だから…
それぞれの得意分野を活かして一緒に学ぶ安心感があることが大切。