✨️Challenge Respect Smile✨️

「正解があるのは算数の問題だけ」という話

個別最適な学びをつくるのは誰か?

「正解があるのは算数の問題だけ」という話

朝から雨が降り続けた丹沢・大山の麓。

全国各地で大雨の被害が報告されていて心配が尽きません。

夏休みも安全に過ごしてほしいなって思います。

残り2日となりましたが、子どもたちは自らの課題に真剣に向き合いました。

「遅れているから休み時間返上でやりなさい」

そんなことはボクは言いません。

あくまでも、自分のペースを大切にしているからです。

こんなことを言うと批判を受けることもあります。

「何が何でもやらせるのが筋じゃないのでしょうか」

保護者の皆さんから、同僚である教職員の皆さんからも…

さらに教育界の皆さんからも指摘を受けることは多々あります。

それでもボクは子どもたちが自らチャレンジする場づくりを大切にしたい。

そもそも…

みんな同じように(先生が思い描くような)学びを進めるわけではないのです。

誰ひとり同じようなスピードや同じようなスタイルで学ぶことなんてない。

それぞれ一人ひとりの物語があると信じて止まないから…

となったときに、それはそれでパワーが必要になります。

それぞれの子どもたちの状況を把握することがなかなか大変です。

これはいつまで経っても不完全なまま(汗)

「おー!この子は今こんな感じだから、ここをサポートしよう!」

って思っていたら大外れなんてことはよくあることです。

「それじゃあ、教師として失格でしょ!」

なんて思われてしまうこともありそうですが正解はなかなか見つからないのが現実。

若かりし頃のボクは…

「今はこうだから、こういう手立てを打ってみよう」

って思いながら新たなチャレンジをしていました。

ところが…

そこにフィットしない子は切り捨てていました。

「ボクなりの工夫はしているのだから、できないのは子どもの問題」って…

当時の自分を振りかえってみると恥ずかしくて仕方ありません。

そこには「みんな同じように学ぶことが大切なんだ」という思い込みがありました。

「誰ひとり、自分と同じようにモノは見えない」

やっとのことで、そう思えるようになったボクは正解を求めるのをやめました。

算数の問題は最終的に正解がありますが…

一人ひとりの物語には正解がありません。

だからこそ試行錯誤して、子どもたちの力を借りながら右往左往するのです。

そんな1学期も明日で終わりを迎えます。

チャレンジは続く…