今日も秋晴れの丹沢・大山の麓。
こういう気候のままだと過ごしやすいんだよなあ。
さて、年度の折り返しを迎えようとしている子どもたち。
戸惑いながらもチャレンジを繰り返してきた「主体的な学び」
今日は「教わる」と「学ぶ」のちがいについて話をしました。
高性能自立型エンジンを開発中の子どもたち。
できるだけ分かりやすく画像のようにまとめてみました。
「教わる」ということ
大人側からみたら、与えてさせるのは簡単。
子どもたちからしたら、与えられてするのは簡単。
言われたことをただ繰り返していればいいのですから。
「はい、これやってね。できたら提出して」
「これはちゃんとできているね。これはできていないぞ」
って正解があるようなものが多い。
できれば満足なので、そこで安心しておしまい。
「子どもはできないから大人が教えないといけない」
そんな大人側のエゴも見え隠れして、ついつい教えすぎてしまうのです。
結果、指示が多すぎるし、実は待ち時間も多くなる。
大人の描いた世界観でしか子どもたちは動かないし、それ以上は成長しません。
「学ぶ」ということ
自ら考えてチャレンジできるようになるのは大変です。
だから、少しずつ自ら学ぶ練習を繰り返して、その術を身につけていきます。
ある意味で正解がなく、その時の行動が正解だったりもする。
なのでチャレンジしては失敗を繰り返してアップデートし続けます。
「子どもは自ら学ぶ力を持っている」という信頼も必要です。
子どもたちの力を信じ切る。
だから大人は最低限のアドバイスをします。
指示よりも支援するという姿勢で。
教わっている時は待ち時間が多く発生しますが、自ら学ぶ時には待ち時間はありません。
いつでも自分で考えて動き続けるので。
時には止まってしまうこともありますが、それはそれで自分のペースを知る時間。
何よりも「どこまでもアップデート」できるのが楽しい。
子どもたちは、大人の解釈によってつくられた力ではなく…
本来の力を発揮する可能性を広げていくことができます。
子どもたちはいつだってオリジナルの高性能自立型エンジンを開発中。
それは形成されることはあっても完成はありません。
どこまでもアップデートしちゃうんですから。