長いようであっという間だった2学期が終わりました。
オランダから帰国して、頭がイエナプランになっている状態で始まった9月。
今までやってきた「いい空気をつくる」ためのチームビルディングに間違いはなく、より広めて深めたいという思いでスタートしました。
ファミリー感をたっぷりと出しつつ、リスペクトの心を持ってクラスをみんなで創るために1学期よりもサークルになる機会を増やしました。
そのために教室の後ろのフロアーに空間を作って「床サークル」のためのスペースを用意。
朝の会、帰りの会はもちろんこと、学習の始まりはサークルから始めます。
学習をスタートさせるためのサークルでは、「この時間のゴールは何か」「どのように進めるのか」に加え、「どんな気分で終わるか」をイメージできるようにインストラクション。
その後、子どもたちは自席に戻って一斉に学習を開始します。
それぞれのペースがあるので、ソロで初めて途中からペアになったりグループになったりして学ぶ時間を共有します。
私は、傍らにいて「大丈夫だよ、やってごらん」と子どもたちの背中をそっと押してみたり、質問する子どもたちに「どうやればできるんだろうねぇ…」と察しの良い大人を演じています。
「ここのところをこうやって、こうするとできる!」というような説明は、振り返りの時以外はしません。
なんせ自称「日本一教えない教師」ですから…
おかげさまで、4年生の子どもたちは少しずつ成長し「いい空気」を創って学習に取り組み、生活でも自分たちなりに課題解決に取り組んでいます。
けんかもするし、エラーもいっぱいあるし、泣いたりもするし、ホントにいろいろなことがありますが、最終日の今日、とてもいい笑顔でみんな教室から去って行きました。
冬休みに入り、クリスマスとお正月を過ごして、ちょっぴり成長して帰って来るであろう子どもたち。
2学期最後に間に合ったサークルベンチと一緒に3学期もお待ちしています。
さびしい気分と隣り合わせの3学期ですが、「キラキラ」「ニコニコ」「パワフル」を合い言葉にゴールへしっかりと向かいたいと思います。
子どもたち、そして、関係者の皆様に感謝!