「子どもが輝く学級経営につながる学級担任の指導のポイント」
7月に公開されたばかりの冊子です。
学級担任が留意するポイントを5つに分けて説明しています。
引用を含め大切かなと思うことを少々…
1 児童理解
児童一人ひとりが活躍する生き生きとした学級とするためには、児童理解は何よりも大切です。児童を正しく理解することなしに、教員の指導の効果は期待できません。
子どもたちの言葉をポジティブに受け止めること。
行動の背景に何があるのかを理解すること。
先入観にとらわれず、事実を見つめて寄り添うこと。
2 集団づくり
学級担任が、人間関係づくりの視点をもつことで、児童との関係や児童同士の意思疎通がよくなり、学級風土が醸成されていきます。学級をよりよくしていくためには、個を理解し育てていくとともに、学級集団の力を高めていくことが必要です。
子どもたちを信頼すること。
一人ひとりがポジティブに活躍できる場をつくること。
対話する時間を大切にすること。
3 授業づくり
わかる喜びや学ぶ意義を実感できる授業は、児童の主体性を育て、自己有用感を高めることにつながります。授業づくりは、学級経営の観点からも重要なポイントとなります。また、授業のルールなど学び方を指導することも大切です。
自ら主体的に学びたくなる環境をつくること。
ふりかえる、対話する文化をつくること。
みんなで学ぶ楽しさを共有すること。
4 環境整備
学級担任として、児童が安心して安全に生活できるように、教室の環境など配慮することは学級経営上必要なことです。また、児童の意欲やモラルを保持・向上するために、掲示物などを工夫することも大切です。
子どもたちと一緒に教室をつくること。
みんなが気持ちよく学べるように工夫すること。
対話しやすい環境をつくること。
5 連携
学級経営を充実させるためには、学級での諸問題を、学級担任一人の力だけではなく、学年や学校、保護者、専門職と連携し、チームとして解決していくことも重要なポイントとなります。
問題と言わずに課題として捉えてを共有すること。
みんなが仲間意識を持って知恵を絞ること。
一人で頑張りすぎないこと。
みんなでしっかりとイメージを持つこと
子どもたちだでなく私たち教職員もキラキラと輝くことです。
自分のストロングポイントは何かを知ること。
チャレンジしながら楽しく学校を創ること。
できないことは協力を仰ぎ、知恵を絞って解決を目指す。
子どもたち、保護者、地域の人々は、みんな仲間です。
共によりよい環境を創っていくことが何よりも大切。
こういった冊子も読んでみると大きなヒントになります。
自分なりにアレンジしながら上手に活用してみましょう。
「小学校学級経営充実のための
子どもが輝く学級経営につながる学級担任の指導のポイント」
(平成28年7月神奈川県教育委員会教育局支援部子ども教育支援課)