とある冬の散歩道です。
雑木林の向こうに青空が見えます。
とても綺麗なスカイブルー。
大地から空に向かって伸びてゆく樹木を見ながら考えます。
「同じエリアで育っているけれど、それぞれ枝の伸び方が違う。」
「同じ種類の樹木であっても、背丈も違えば枝振りも違う。」
「みんな同じ樹木じゃん!」
そんなふうにザックリと見てしまっていたけれど、よく見ると表情が違う。
冷たい風が吹いてきます。
そんな風を心地よいと感じている木もあれば、寒くてツラいと思っている木もある。
そんなこともあるのでしょう。
「子どもたちだったらどうだろう?」
「ボクに関わりのある人たちだったら?」
と考えるとちょっぴり複雑な気分になります。
相手に寄り添っているつもりが、実は迷惑なことなのかもしれない。
見方を変えるとあれこれ考えさせられます。
視点の置き方、どこからどう見るのか?
他者に共感することって、とても難しいものです。
樹木を見上げながら、そんなことを考える金曜日でした。