ピッチまでの距離が近いサッカー専用スタジアム。
芝の状態も見えるし、選手の声やボールを蹴る音もハッキリと聞こえます。
日本のスタジアムは、残念ながらこういう所は少ないのが現状です。
先日行われた日本代表壮行試合も、何だか他人事に見えてしまう。
陸上競技場を兼ねスタジアムが圧倒的に多いからでしょうね。
選手は選手、サポーターはサポーターという感じで一体感が今ひとつです。
だって遠いですから。
ところが、写真のようなサッカースタジアムだと選手とサポーターの距離の近い。
近いからよく見えて、選手がすぐそこにいるのが嬉しいのです。
当然、応援にも熱が入るような空間が目の前にある。
ふと教室のことを考えます。
黒板の前に立っている先生と子どもたちの間に余計なものはないか。
教卓と子どもたちの座席の間は、陸上のレーンみたいなものなのではないか。
いちばん後ろの子どもたちは、本当に遠い気がするのは私だけではないはずです。
もっと近いところにいた方がハッピーになれそうなのに。
もしも、あれが埼玉スタジアム、西が丘サッカー場や三ツ沢球技場だったら?
もっと選手の息づかいが聞こえて、選手もサポーターをより感じることができるのでは?
教室だって同じだよね。
程よい距離感って難しいとは思いますが、息づかいを感じられる距離感がいいかなあ。
そんなことを思う月曜日でした。