信頼をベースにした学校研究で学校が変わる。

研究発表へ

朝になっても興奮がおさまりません。

「あれは一体なんだったのだろうか?」

「どうして先生たちはあんなに楽しそうなのか?」

「前任校でもあんなふうに体系的に落とし込みたかったあ。」

昨日の光景が頭の中をぐるぐると回っています。

参加者500名という研究発表には全国各地から顔なじみの面々も…

昨年、教室へ来てくれた教職大学院の皆さんにも再会できて良かった。

「どんな研究にする?」からスタート

一般的に学校研究というのはワクワク感がありません。

ましてや何かしらの指定を受けたら面倒くさい雰囲気さえできてしまう。

「ある程度のビジョンが共有された中で個人が自由に授業を構想する」

こんなふうに研究主任をさせてもらって提案したことがあります。

「教科だって自由に選んでもらっていい。」

と伝えたら大先輩たちから袋だたきのように意見を言われたことを思い出します。

「どんな研究にする?」

ということを徹底的に話すというアイデアが当時のボクにはなかったからです。

でも、こちらの学校では徹底的に対話してスタートした。

それも、いわゆる会議じゃなくて…

サークルになって対話するスタイルで歩んできた。

小金井第三小学校 平成30年度研究発表会

こちらのサイトでも公開されている通り、従来のスタイルとは違います。

そして、とても素敵な光景です。

東小金井

「文化になるまで対話する」には?

学校はJR中央線東小金井駅から徒歩5分ほどの位置にあります。

昭和から平成に変わった頃まで隣の武蔵小金井に住んでいた学生時代が懐かしい。

あの頃の中央線は地上を走っていて、なかなか開かない踏切を渡っていたものです。

ところが、今や新宿から高架上を走っていて駅舎も様変わりです。

平成が終わる…

「時代が変わるのだから教育も変わらなきゃいけないね。」

そんなことを感じながら参加した学校研究…

こちらでは、対話量を増やす工夫も満載でした。

「ラウンドスタディによる提案授業の検証」をベースに「学級づくりの実践交流会」をする。

さらに、「体験型の研修」を導入しているのも興味を引きます。

共有体験はコミュニケーションアップにも大切な要素ですからね。

面白いと思ったのはサークル活動。

「PAサークル」「哲学対話」「ホワイトボード・ミーティング」「教科教育」などなど…

自分自身も学び手として楽しめるような仕掛けがあるのが素敵です。

それぞれの実践や思いをクロスさせていく…

実践はもちろん大切なんだけど、一人ひとり違う個性をもった先生たちが思いを共有する。

ちゃんと反応してくれて、こちらも反応して対話になっていく。

対話ができる空間は安心を生んで、いろんなチャレンジが生まれていくのですね。

新宿も変貌している

信頼をベースにした学校研究で学校が変わる。

帰り道の新宿駅南口はイルミネーションでキラキラしていました。

長い長い工事を終えてバスタ新宿まで完成して人の流れも変わっている。

ボクにとって新宿駅南口といえば、国立競技場から徒歩で帰ってくる場所でした。

30年ほど前には新宿御苑の脇から抜けてくると甲州街道が見えたほど…

今では大きな変貌を遂げているわけですが果たして学校はどうなのでしょうか。

採用が少なくて先輩たちばかりだったボクの時代とは違い…

一気に若い先生たちが増えている職員室。

子どもたちもスマホを持つような時代に突入して、どこへ向かうのか予測も困難。

以前のように誰か強力なリーダーがいて…

「よーし!こうやっていくぞー!みんなー!」

と引っ張っていっても限界がある時代に突入しているようです。

そんな複雑で変化の激しい世の中で子どもたちも生きていく。

だからこそ…

「ボクらの世の中、どうしていこうか?」

なんて考えて、行動し続けるマインドを持つことが大切です。

そのためにも学校教育の役割が重要ですよね。

従来の研究発表とえいば…

公開授があり、その後は全体会で指導講評や講師講話を一方的に聞くだけのスタイル。

なのに、昨日は参加者500名が話す時間の方が長かった。

学校で大切にしてきたことを体験させてもらう。

「そこにいる人たちが、みんなで知恵を出し合える空間。」

そんな空間づくりにヒントも満載だったのがありがたかった。

やがて…

勤務している先生たちが転勤で散っていく。

参加者500名がそれぞれの場所で何らかのアクションを起こす。

30年後…

新宿駅南口のように日本の学校が景色をすっかり変えている。

それぞれが幸せを感じながら笑顔でいてくれることを願っています。

昨日の研究会の熱気から「学校は変わる」ということを実感。

ワクワク感が半端ない。

みんなで学校を変えていこう。

そして、もっともっと世の中をハッピーにしよう。

ボクも頑張ります。