昨日のこと、杉並へ向かうために東京駅から地下鉄丸ノ内線に乗りました。
「あれ?丸ノ内線に乗ったのは何年ぶりのことだろうか?」
ボクの記憶では大学の時に乗って以来なので30年ぶり…
茗荷谷へ教育実習に行ったとき以来なんじゃないかなあ。
ボクらは大学3年の時に附属小学校、4年の時に都内の公立小学校で実習をしました。
中高の免許取得のためには、それに加えて附属中学校での実習が待っています。
近くには筑波大の付属のあり、同時期に筑波大バレー部の面々にもすれ違いました。
まだ、バブル期の真っ只でしたね。
実習中、よく話をしていたバレーボール部の女の子のことを思い出しました。
「私ね、このまま附属高校には上がれないんだよね。バカだから…」
附属小学校から上がってきた彼女は、中学卒業後の進路に悩んでいました。
4つある附属中学校から偏差値70を超えていた附属高校に上がるのは至難の業。
そんな世界があるとは知らなかったボクは衝撃を受けたのを覚えています。
そこにあったのは、まさに「競争」の世界。
放課後、楽しそうにバレーボールを追いかける彼女の姿を今でも覚えています。
「そうやって楽しそうにプレーしてるだけでいいじゃないか。」
でも、進路について複雑な思いを抱えながら教室にいる。
そんな彼女が好きな曲まで思い出しました。
今では44になっているはず、幸せに暮らしているかなあ。
関わった子どもたちのことって、不思議と気になるよね。
受験競争の厳しさに疑念を抱いていた頃…
「競争ばかりの学校って何なんだろうか?」
そんなことを考えていたことを思い出す丸ノ内線…
「幸せ」のカタチっていろいろあるよね。