まだ梅雨明けしない夏。
これだけ雨が降ってしまうのは何だか気持ちも落ち込みますね。
でも、雨だからこそできることを探したい。
天気が良ければ自然に触れる時間にしたかったけれど、雨なので文化に触れる2日間。
今日は、我が家のサッカーボーイズ1号に車を走らせてもらって富岡製糸場へ。
めちゃくちゃ暑い中で訪れた5年前の職員旅行を思い出しながら歩きました。
その時との比較じゃないけど、ほんと夏らしくない。
そして、新型コロナ感染症の影響で人は少ない。
近隣のお店とか、あれこれ心配になってしまう。
さて…
ここへ来ると幕末から昭和にかけての栄枯盛衰を感じることができます。
製糸業が経済を潤していた時代もあった。
この富岡製糸場は官営工場からスタートして、経営難もあり民営化される。
明治新政府といえばイギリスとの関係が深い。
でも、こちらは幕府と関係の深かったフランスの影響が色濃いという不思議。
レンガもフランス積みと言われる積み方で興味深い。
ここで伝習されたことが全国へ広がっていきます。
なんと佐久穂町にも八千穂の穂積にも伝わって製糸場が造られたと記録があります。
それが、その後に発展し八十二銀行の礎となったとのこと。
たしかに佐久地域も富岡には近い。
そして、あちらこちらに桑畑があったのも名残でしょう。
ここ数年ずっと幕末から令和という時代について考えています。
時代背景と教育の関係とか、人々の暮らしとか…
ボクが生まれたのは、昭和42年の2月。
まだ、戦争が終わってから20年ほどしか経っていない。
戦前生まれで新潟と福島から上京した両親に育ててもらった背景があります。
50年余の人生で時代の変化を見て思うことはひとつ。
「みんな幸せを求めて時代を生きている」
誰だって笑っていたいし、生活の中でちょっとした喜びを味わいたい。
なにも大金持ちになろうとかそういうことじゃない。
その人にとって幸せだなって感じるものに触れていられること。
ずっと考えていることを再認識する一日でした。
感謝。