今日も暑い一日でした。
午前中のうちに30度を超えて浜松では40度というほどの猛暑。
どこか水遊びにでも出かけたいけど、人混みは避けたい。
結局、自宅のデッキで水遊びとか近所を散歩するくらいしかできませんでした。
ちょっと寂しい夏休み。
それでも孫たちと過ごすことができたことには感謝したい。
「主体的に行動できる子になるには?」
そんなことを再考する良い機会でもありました。
4歳になったばかりの孫1号と1歳半の孫2号。
とにかくいろんなことをする。
水遊びをしていても、予想できないような動きをする。
ひたすら容器に水を入れてはジャーッと流す。
とにかくそれだけを繰り返している。
散歩に出かけて陸橋の上で電車を眺めていると金網に手を突っ込んでいる。
「何が面白いんだろうか?」
「電車は触れないぞ」
なんて思いながら眺めていました。
ふと汐見先生のことを思い出して、ちょっとWeb上で記事を探してみました。
好奇心旺盛で自主性が育っている4~5歳児の成長をさかのぼってみると、1、2歳の時に興味・関心を豊かに表現できていたことがわかっています。
立ち歩きできるようになった1~2歳児は、いろいろなことに興味を持って、いたずらをたくさんします。
この“いたずら”という表現は大人の言い方で、子どもにとっては“真剣な探索活動”です。「これは何だろう」「どんな音がするのかな?」など、大人がおおらかな雰囲気の中で自由にやらせることで、子どもの自発的な行動が広がります。この行動が、子どもが自分で考える最初の営みなのです。
好奇心旺盛!自分で考える力・工夫する力を身につけさせるには - 育児情報誌miku(ミク)言われた通りにするのではなく、自分で考え、工夫できるようになるために、親として子どもをどう育んだらいいのでしょうか。「ダメ」と禁止したり、「こうしなさい」と指示することが多くなりがちな乳幼児期の接し方について、汐見稔幸先生に伺いました。
なるほど…
子どもにとっては“真剣な探索活動”なんですね。
たしかに、あちらこちらのボタンを触りまくる。
何でも口に入れるし…
ミニトマトは赤いのだけじゃなくて緑のものだって取ってしまう。
とにかく何でもお構いなし(笑)
こういった経験をたくさん積むことが大切なんですね。
「我が家のサッカーボーイズたちもこうだったよなあ」
と思いつつ…
本当に十分だったのかと振り返る時間でもありました。
これが小学校にあがると自由度が失われていく。
なんだか金太郎飴みたいな同じような子ども像に引っ張られがち…
かといって自由を履き間違えたままでも上手くいかない。
「子ども主体で育ってきた子どもたちはわがままなのでは?」「座っていられないのでは?」という考えは、そもそも「子ども主体」の解釈が間違っているのですね
そうです。いつも先生が指導その通りにさせていると、「先生が言わなきゃ何してもいいんだ」と思う子になってしまいますよね。
しかし、子どもたちが自分で決められる世界が増えてくれば増えてくるほど、子どもたちは「自分たちに任されているのに、自分たちがわがままになったらどうなるんだろう」ということを考えます。逆にしっかりしますよ。
汐見稔幸先生に訊く、「子ども主体」と「集団生活」の関係【インタビューVol.1】|保育士・幼稚園教諭のための情報メディア【ほいくis/ほいくいず】汐見稔幸先生に訊く、「子ども主体」と「集団生活」の関係【インタビューVol.1】
その辺りのヒントは、こちらの記事が参考になります。
「子どもたちに任せる」っていうのは、言うほど簡単じゃありません。
どこまで我慢して見守ることができるか。
自分たちの手で自分たちのいる世界をどうやって創るのかだって大変です。
だから、学び方や考え方を教えていくことも重要。
「子どもたちに教室を明け渡そう」っていっても技が必要です。
子育ても同じ。
いろんな技が求められるので学び続けなくちゃいけませんね。
その子がその子の人生を自分の足で歩めるように。
我慢強く見守っていきたいものです。