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「そこにチャレンジはあるのか?」【2020夏編】

「そこにチャレンジはあるのか?」

酷暑が続く日本列島。

黒潮も蛇行しているとのことでサンマは不漁、大きな台風も心配される中で秋へ向かう。

熱中症も心配になるし自然界への影響も心配でしょうがない。

さて…

今年は新型コロナウィルス感染拡大に伴い、夏休み短縮の学校も多くある。

慌ただしい中で2学期が始まってしまった地域も多いと思います。

公立小学校から今は大日向小学校へとフィールドを移していますが…

こちらの記事に書いたように、相も変わらず教室の在り方を考えています。

子どもたちを信頼することって難しいけど。
12月に入ったのに暖かい日が続いています。 エルニーニョ現象もあって世界的に高温なのだとか… 各地のスキー場もオープンが延びているなんていうニュースも。 さて、今日は「信頼」について考えているという話です。 先生...

「先生のように若手はできないと思うんです。」

という言葉に引っかかり続けていて、ボクは何をしてきたのかを振り返っています。

そして…

どうしたら伝わるのかなと思っているところです。

ベンチのある教室で流れる思考ツール
「ただ、ベンチを置いているだけじゃダメですよね。」 「何か子どもたちに話していることとかありますか?」 ベンチのある教室を見ていただいた後にうけるよくある質問。 「んー?何だろう?」 ちょっと振り返ってみたら...

検索してみたら、こんな記事も出てきました。

前にも同じような質問を受けていたことを思い出してペンを走らせてみました。

「あ!これもあったからなのなか?」

なんてことを思ったので書いておきます。

大切にしてきた3つのキーワード

ボク自身も大切にしている「チャレンジ」「リスペクト」「スマイル」

この3つのキーワードの存在も大きなものだったのかもしれません。

「当時を思い出す画像はないだろうか?」

と検索してみたら出てきたのが上の画像です。

「活動を振り返るために何か話そう。」

そう思ってホワイトボードに書き出したことを思い出します。

「できたか?」「できなかった?」のみで自身を評価するのは違う。

結果で判断するのではなくてプロセスを大切にする。

だから、よくボクは子どもたちに問いかけていました。

ボク自身にもよく使うフレーズです。

「そこにチャレンジはあるのか?」

そこにチャレンジはあるのか?

公立小学校時代、鉄棒で逆上がりに取り組もうとしていた時間のこと…

「私の人生に逆上がりなんて必要ない!」

当時、6年生だった女子はボクにこう言い放ちました。

「おー!そう来たかー(汗)」

と思ったボクは、こう彼女に伝えます。

「そうかもしれないね。でもさ、できる、できないじゃないよね。」

こちらは、いつもの話なので納得したようでした。

「それとさ、人によって筋力とか身体のバランスとかもあるからね。」

誰でもできる状態かというと違うことを説明したのです。

「今はできないかもしれないから、それはそれで仕方ないじゃん。」

今は難しいかもしれないけど希望はあるよってことを伝えたかった。

「でも、それでいいんだっけか?」

これは、いつもの問いかけですね。

しばらく考えて…

「そこにチャレンジはあるか?って言うんでしょ(笑)」

「そんなこと言われても無理なんだってば、できたことなんてないんだから。」

そう言って場を離れていった彼女は、後日、奇跡の逆上がりを体験することになります。

「前回よりも頑張れたか?」

ちょっと根性論っぽいですが、けしてそうではありません。

「できたか?」「できなかった?」でもありません。

逆上がりにチャレンジし続けることができたのは…

「チャレンジしている自分がカッコイイ!ということが分かったからだ。」

ということだったと彼女から教わりました。

もちろん、一人で頑張ってもダメなのですが…

仲間がいるからチャレンジできる

「逆上がりができない」

そんな子たちが一所懸命にチャレンジしている。

「お前なあ、いつも偉そうなこと言ってんのに逆上がりできないのかよ」

そんなふうに言われることもあった。

「できない自分は恥ずかしいから、そんな姿を見せたくないじゃん」

そりゃそうだ、いつだって優秀って言われてんのにね。

「わかった。じゃあさ、やらなきゃいいじゃん」

なんて意地悪く伝えたら周りにいた子たちが反応した。

「手伝うから、やってみようよ」

そう仲間たちから言われると表情が和らぐのです。

「あれ?ひょっとするとボクは評価するだけの人に見えていたのかな?」

そんなふうに思います。

ところが、子どもたち同士の場合、単純な応援者として登場するのかも。

チャレンジは伝染する

そうやって彼女の奇跡の逆上がりは実現したのですが…

「できた!」という喜びもあるんだけど支えてもらった喜びもある。

こうなってくると、今度は逆上がりができる子を増やしたいって思うようで…

今度は、仲間に教わったポイントを伝授する姿を目撃することになります。

すると、チャレンジする子が増えていくという不思議。

「頑張ったじゃん!」

というのが子どもたち同士の成果指標のようになっていく。

もちろん、できなかったら悔しいのだけれど、それまでとは質が違うのです。

「チャレンジして、惜しいところまでいったけどできなかった」

この場合は、「頑張った自分に拍手」ということで自信も生まれんですね。

そうなればしめたもので、さまざまな場面で気軽にチャレンジできるようになる。

「チャレンジした自分にVサイン」

そうそう、自分をほめてあげたらいいんだよ。

「そこにチャレンジはあるのか?」

「チャレンジはカッコいいぞ!」

これ、子どもだけじゃなくて大人も同じですね。

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