4月になって新学期の準備に追われている学校現場です。
そんな中で、ちょっと不思議に思うことが…
何から何まで先生たちが用意してしまうんですね。
これはこれで悪いことではありませんし、むしろ賞賛されることなのでしょうが、ちょっと違和感があるのです。
全部をやってしまったら、子どもたちにオーナーシップは生まれない
たとえば「掃除」
もちろん、キレイな空間で迎えてあげたいのはもちろんです。
でも、いつも自分たちが使う場所を他の人たちがキレイにしてくれるならば、きっと汚したままでOKとなるでしょう。
ちょっと汚れている教室を観て、子どもたちと汚れを共有し、そこがどうなったらいいのかを考えてアクションを起こす。
そんなことでいいんじゃないかな?と思ってしまいます。
丁寧で細やかな配慮ができる先生たちは、何でも先回りしてやってしまう。
悪いことではないけれど、これでは子どもたちにオーナーシップは生まれません。
だって、誰かが用意してくれるんだから…
「ちょっと足りないな?」「さてどうしよう?」と考えることで子どもは育つ
なんでもかんでも用意されていなければ子どもたちは動かないかというと、そんなことはありません。
子どもたちは、自分たちで最適解を見つけて、しっかりとアクションにつなげる力を持っています。
ですから、極力、困った状況を用意してあげるなんてのはどうでしょう?
何でもやってあげるのは簡単だけれど、それで子どもたちの自発性にブレーキをかけてしまっていると考えたらどうなりますか?
任せることには根気が必要だ!
子どもたちの力を信じ切ることで、飛躍的に子どもたちの自発性はアップします。
とにかくやってもらう。
自分たちでやるのはケンカもあるけど、クリエイティブなので楽しいのです。
そして、どんどん自分たちでやりたくなる。
そんな子に育つためにも、何でも用意したらダメなんです。
さあ、明日もチャレンジしましょう!