突然ですが…
いわゆる先生と言われる人たちに質問です
「観察は好きですか?」
ちなみに小学校教諭のボクは観察が大好きです。
植物を観察して学校に遅刻しそうになったり、なかなか家に到着しなかったり…
まあ、いろんなエピソードがあります。
ボクは子どもたちの状況を観察することが大好きです。
でも、そんな「観察行動」が功を奏することもあるのです。
「何が起こっているのか?」がよく見える
子どもたちは、教室でいろんな姿を見せてくれます。
国語の文章を難しそうに読んでいたり、算数の問題文を読みながら首をかしげていたり…
子どもたち同士で何かトラブルがあれば、お互いに主張し合ってケンカになったり…
いろいろと見えちゃうものです。
毎日のように一緒にいれば、変化にも敏感になります。
「あれ?今日はなんか元気がないぞ。」
なんて気づくこともあって声かけをすることができます。
でも、それだけではありません。
なぜ、そうなっているのか考えることができる
子どもたちの状況を事実として把握すると、その原因を探りたくなります。
「なんでこうなっているんだろう?」
といろんな角度、いわゆるマルチアングルで考えていきます。
時には、ちょっとしたインタビューを交えてみることもあります。
もちろん、全てを把握できるわけではありませんがいい感じで読み取ることが可能です。
これは、いろんな場面での子どもたちの状況を観察しているからです。
遊んでいる時や当番活動の場面、あるいは教科ごとに見せる顔の違いなど…
さまざまな姿を観察してインプットしておきます。
子どもたちだって変化があることがわかる
真夏と真冬でへ山の景色も大きく違います。
生命力あふれる夏と静まりかえっている冬…
地域によっては雪に覆われて本当に静かな状態の冬もあるでしょう。
あるいは、晴天で心地よかったり、大雨が降ってイヤな感じだったり…
自然界は、毎日のように違った姿を見せてくれます。
子どもたちだって同様です。
元気がいいときもあれば、元気が出ないときもある。
やる気にあふれていれば、どんなことでも積極的にやりますが…
さすがに疲れているときは、ボチボチとやる感じになります。
季節や天候が変わるように子どもたちだって毎日ちがうのです。
学校への行き帰りに観察する時間を!
子どもたちだけを観察しようと思っても限界があります。
教室だけ見ていても残念ながら観察力は身につかないのです。
自動車でビューンと通勤してしまう人たちは難しいかもしれません。
でも、気にしていれば琴線に触れる場面に遭遇することがあります。
きれいな夕焼けもあるでしょうし、美しい田園風景もあるでしょう。
そんな時は、少しでもいいから車を降りて観察してみてください。
そんなちょっとした行動で、子どもたちをよりよく観察する力身についたらどうでしょう。
やらない手はないんじゃないでしょうか。
秋も深まるにつれて、自然界も変化が現れます。
もちろん、街の光景でもいいのです。
教室以外のところで観察してみることが、子どもたちに寄り添う力になるのです。
「観察が好きです!」
ってなればしめたもの…
さあ、ご自身の好奇心を開いて観察しながら歩いてみてください。
Good Luck.