ここ最近は桜やタンポポばかりに目が行っていた。
桜はようやく花びらが舞うようになったと思ったら一気に散っていく感じだ。
タンポポは日に日に勢力を拡大している。
まあ、それはセイヨウタンポポなのだけれど…
日に日に気になる植物がある。
昨年から庭先のプランターに鎮座する「ナデシコ」だ。
極寒(といっても最近は気温高めの冬が多いらしいが)では完全に枯れていた。
ところが、春になり気温もグンと上がったからか葉は緑色になってきた。
「おー!凄いもんだ!芝生と一緒で緑になっていくのだな」
なんて思っていたけれど異変に気づいた。
緑色の勢力が拡大したと思ったら濃いピンク色が見える。
「お?花が咲いているのか?」
近寄ってみる。
やっぱり花が咲いている。
そういえば四季咲きだったな。
暖かい地域なら3月から咲き始める。
でも信州の標高895mでは今の時期からとなる。
といっても例年よりも早いんだろうけれどね。
たしかに耐寒性にも優れてはいる。
冬場は水なんてまったくもってやらない。
ということもあって土もカラカラなはずなのだけれど見事に再生している。
寒い、それも氷点下なんて当たり前の冬を越えて花が開いている。
そんな光景を見て感動せずにはいられなかった。
子どもたちの成長だって似たようなところがある。
「どうしようもないな」
なんて思っていても、ひたすら成長を信じる。
それでも何度も裏切られるので諦めようとする。
ところがそんなときにポンと成長した姿を見せてくれることがある。
そんな感じだなってナデシコを眺めながら思ったよ。
だから、子どもたちの成長を信じて待ち続けるってことが重要なんだ。
思い起こしてみれば、信じる気持ちが少しでもあれば上手くいくことが多かった。
だから、大丈夫!
子どもたちの力を信じて待ち続けよう。
ちゃんと花は開くからね。