NHKで以前やっていた「ブラタモリ」のプロデューサーの著書。
ぼくたちの毎日は「やらなければならないこと」であふれています。
その目的に向かう時、「寄り道」」は許されません。むしろ、「近道」を探すことに多くの人が熱心です。
でも、本当にそれいいのでしょうか…
私もブラブラすることは大好きです。
できる限り周りを見て歩くことを意識しています。
歩いていると四季を感じることができます。
道ばたに咲く花を見て感動したり、街中の様子が手に取るようにわかります。
すぐに答えを求めてしまう効率優先の社会で
大人も子どもも、すぐに結果を求めたがる社会のような気がします。
何かをさせれば即結果が出て成績があがる。サッカーが上手くなる。
そんなことはありませんよね。
すぐに結果が出なければ、「あそこはダメだから場所を変えよう」となってしまいます。
そんな人たちは、得てして「良さ」を見つけることが苦手だったりします。
こういう人たちは、おそらく物事をいろいろなアングルで観ることが苦手なのだと思います。
確かに多忙といわれる世の中です。心の余裕がないこともわかります。
でも、それでホントにいいのかな?と思うのです。
「ちいさんぽ」と「ブラタモリ」が教えてくれた寄り道と出会いの楽しさ
大学院へ通う一年間、新宿や高田馬場周辺を初めとして早稲田界隈を歩き回っていました。
街の成り立ちを調べてみたり、あるいは店の歴史に思いを馳せてみたり、銭湯に入ってみたり…
そのうち、行きつけになってしまったキッチンに出会ったりと本当に楽しいものでした。
最初はアウェーだった早稲田は、少しずつホームにと変化を遂げていくのです。
寄り道をしないと出会いない人たち、風景から、多くのことを学ぶことができたのです。
学ぶことも、これどうなってるんだろう?とブラブラすることが大切
目の前に課題があるときに、あの手この手で解いていこうとするのが楽しいのに、そのプロセスを経ないで答えへ進んでしまう。
これはもったいないことです。
先日のエントリーでも書きましたが、「なかなかできないから楽しいんです。」
あっちへブラブラ、こっちへブラブラへゴールするから楽しい。
というわけで…
みなさーん、散歩に出かけましょう!