すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)
何とも刺激的なタイトルですね。
「好きなこと」にとことんハマれ!
全くもって、その通りだなと思いつつ…
義務教育の「常識」を捨てろ
というのは、どういうことなのか。
ホリエモンは、日本の教育をどう見ているのか。
興味を持ちながらページをめくります。
いきなり…
「何かしたい」けど「今はできない」人たち
「やればいいじゃん!」
ぐずぐすしている暇があったら、全部「やればいい」。
それだけだ。
と始まります。
本書のターゲットは「決められない人」なんですね。
こういった「決められない人」を輩出する学校については手厳しい。
旧態依然とした学校教育の中で、日本人は洗脳されている。
やりたいことを我慢し、自分にブレーキをかけ、自分の可能性に蓋をすることを推奨する恐ろしい洗脳が、白昼堂々となされているのが今の学校なのだ。
私たちは、いつしか気づかないうちに前に進む勇気を忘れてしまったのかも…
本書を読み終え、前に進み出したときにあなたは気づくだろう。
身動きが取れなかったのは環境のせいではなく、ブレーキペダルをベダ踏みしていた自分自身のせいだったことに。
目次は以下の通りです。
はじめに 「何かしたい」けど「今はできない」人たち
第1章 学校は国策「洗脳機関」である
第2章 G人材とL人材
第3章 学びとは「没頭」である
第4章 三つの「タグ」で自分の価値を上げよ!
第5章 会社はいますぐ辞められる
おわりに
確かに「学校」で受け身になっていたら何も考えなくなる。
ボクらが子どもだった1970~80年代とは全く違う時代なんだし…
みんな同じで何とかなった時代はそれで良かったけれど、これからは違います。
今の時代は、成長社会から成熟社会が入り混じっていると思っています。
団塊の世代、団塊ジュニアの時代と今の子どもたちは置かれている環境が違う。
凝り固まっているのは大人たちですよね。
今の子どもたちは、とても柔軟ですよ。
インターネットの普及で簡単に世界デビューできちゃうんですから…
まずは、学校で有名になって地域、都道府県、国内を経て世界じゃありませんしね。
おまけに世界情勢も激変しているわけです。
これからは、国際交流というレベルではなく海外から人がやって来る。
いろんな文化的背景を持った人たちがいて、それぞれ価値観が違う。
そんな人たちと課題を解決しながら前に進むためにも、学校は大切なところです。
読んでみると、タイトルは刺激的だけれど教育へのエールだという感じがしました。
サラッと読めるのでオススメです。
さてと…
未来を創る教育の現場へ行こう!
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