丹沢・大山の麓で平和を考える。

暮らし

朝から汗が一気に吹き出すほどの暑さと湿気に覆われた丹沢・大山の麓。

いつものように歩く山道からは青空も綺麗に見えるのですが…

お昼近くには息をするのもためらうほどの熱風。

この暑さはいつまで続くのでしょうか。

新聞の一面には内閣改造の記事が…

そのすぐ横に終戦に関する記事を発見しました。

気がつけば8月も10日なんですね。

6日に広島で、9日には長崎で原爆投下の追悼式典が行われていました。

15日には終戦記念日を迎えます。

ボクは戦争を知らない世代です。

それでも戦争の悲惨さを生で語る人たちが多くいた時代に生きてきました。

祖父も海軍に従事、多くの戦友と教え子たちを亡くしています。

100歳近くまで生きた祖父…

最後は海軍学校の教官として終戦を迎えています。

後に会社員となり、定年を迎えてからは全国各地にいる教え子たちの遺族を訪ねていました。

どんな思いで列車に揺られていたのかは想像もできませんが、後悔の念が大きかったのでは。

会津人ですから戊辰戦争についても耳にタコができるほど聞かされたものです。

先の大戦も含め、全ての話が負け戦なんですね。

そんなこともあって、いかに悲惨だったかを子どもの頃から学ぶわけです。

いざ戦場となれば、きっと戦うことを選ぶのだと思う。

でも、やっぱりその前に「言葉と言葉」で戦いたい。

世界を変えるのは熱と敬意と言葉だ

(三島由紀夫vs東大全共闘)

東大駒場の900番教室で行われた伝説の対話集会。

端から見たら左翼と右翼の対立なんだけど、本質はどちらも同じなんです。

どちらも自らのイデオロギーを大切にしながら人間らしく生きることを願っていた。

ただ唱えているのではなく、自分たちを信じて行動したエネルギーは凄いなって思っています。

もちろん過激になってしまった点については賛否両論あるとは思いますが…

世界的な流れであったことも忘れないようにしたい。

今やれることは、これしかない。原始的でちっぽけだけど、とことんやってやり尽くすしかない。やるなら徹底的に小さなことを全力で。

映画「アルキメデスの大戦」 櫂 直少佐の言葉

国の象徴となるような巨大戦艦を建造するか、時代を見据えて空母を建造するか。

そんなところに突然抜擢された数学者である若者が主人公です。

期限が迫るなど悪条件が揃う中でも奮闘する主人公も平和を希求している。

目の前のちっぽけな賞賛とか利益で動いているわけじゃないんですね。

全力で難局に立ち向かう。

万事休すと思われた状況も、なりふり構わず行動し続けて周囲の人たちの心を動かします。

最後の最後に、与えられたミッションをクリアしますが…

もっと先の時代を見据えていた大人たちもいた。

数学には世界を変える力がある。

映画「アルキメデスの大戦」 櫂 直少佐の言葉

彼には「数学」がありました。

さて、ボクは平和のために何ができるのだろうかって考えました。

いろいろとありますが、答えはシンプルです。

「教育には世界を変える力がある」

平和な世の中をつくる一員として、まだまだやることはたくさんありますね。

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