大人がレールを敷いてあげるのは正しい?

朝から暑くてたまらない土曜日、雨も降らない酷暑日。

それでも朝は気合い十分で秦野盆地へ向かって歩を進めます。

すっかり弘法山は真夏の様相で、その先に見える大山には少しだけ雲。

ここでは、毎度いろんな方たちとお話ができる。

「エビ塩ラーメン」が最高に美味しい朝となりました。

多くの皆さんと会話を楽しんで再び弘法山の麓へと戻る。

急いでシャワーを浴びて、今度は小田急線で新宿へ。

新宿駅南口は多くの人たちが交錯するほどに賑わいがありました。

地下鉄大江戸線に乗って降り立ったのは麻布十番。

迷路のような地下通路から地上へ出ると熱風が吹いています。

コンクリートジャングルの上は厳しい暑さでした。

さくらインターナショナルスクール

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「ようこそ先輩」

関西国際学園(KIA)卒業生4名が現在地を語ってくれました。

「探究」を中心とした日英バイリンガルで育った子どもたちです。

果たしてどのように成長しているのか。

初等部から他の中学校、高校を経て国内の大学へ進学し医師となった卒業生。

初等部から他の中学校、高校、米国の大学を経てコンピューターサイエンスを研究する卒業生。

初等部から中高等部までKIAで過ごし馬術に親しみながらオランダへ留学する卒業生。

初等部から中高等部までKIAで過ごし演劇に関わりながら米国留学を目指す卒業生。

なんとも多種多彩なメンバーの話に引き込まれてしまいました。

「個性的でユニークな仲間たちに恵まれていた」

というような話が冒頭から出てきて考えてしまったことは…

「一般的な学校教育では個性に蓋をさせている」

ということ。

もともと人は一人ひとり個性的な存在なのに認めない空気感がある。

「それはワガママだからやめなさい」

という言葉を都合良くボクら大人は使って制限をかけてしまう。

○○学校の児童生徒像に縛られる。

ありのままの自分でいられる学校って大切。

個性と個性がぶつかり合って本気で話ができる。

子どもから大人まで多様性に満ちているというのもあるのでしょう。

KIAには小さな地球が当たり前にある。

とはいえ、国際人気取りではなく…

日本のアイデンティティーを重んじているのも共感できる。

「だって日本人やし…」

世界に目を向けていても、帰るところは日本なのだということ。

「英語を学ぶのではなく英語で学ぶ」

という話も実は奥深い(サッカーと同じようなことがある)

後半には自己肯定感の話が出てきて再び考えたことがあります。

「誰かと比較しなければ、そもそも自己肯定感を気にする必要はない」

そんなことを思ったのです。

大人のボクらが他者と比較ばかりしてしまう。

「いやいや私は私でしかないから」

と開き直っていられたら自己肯定感云々なんて無用の長物かもしれません。

「そうは言っても好き勝手にやらせていたら子どもたちは困りませんか」

「子どもたちが大人になって困らないためにもレールは必要でしょう」

「子どもたちは自分で判断できませんから大人が決めてあげないと」

そんなことを言う人たちもいますが本当にそうでしょうか。

「人生の最大の目的は生きること」

だから路頭に迷わないようにと不安になるのは親であれば当然ですが…

レールを敷くことは正しいとはいえないのです。

大人の都合で子どもたちに何かを用意しすぎるのではなく…

子どもたちの好奇心を刺激できるような場をそっと用意する。

そんな心構えが必要だと今日もまた再認識させられました。

子どもたちも大人も人の可能性は無限大。

一人ひとりが自分の人生を自分らしく歩めますように。

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