実に28年前の漫画である「大東京ビンボー生活マニュアル」
眠る前、時々、手にとって読み返します。
ちょうど大学生で東京の古いアパートに下宿していた頃…
週刊モーニングに掲載されていて、「ハートカクテル」と共に愛読していました。
「ハートカクテル」は大人になるための素敵な作品。
でも、現実には「大東京ビンボー生活マニュアル」みたいな毎日。
この本を手に取ると、一気に学生時代のアパートを鮮明に思い出すのです。
「のり弁」は偉大だ
当時、ホカ弁と言われる弁当屋さんが大学の周りにもたくさんありました。
いろいろな弁当がある中でよく食べていたのが「のり弁」
俺はこの「のり弁」を愛してやまない
誇大広告の多い現代において心洗われるよーな過小広告ともゆーべき“狗頭羊肉”的弁当なのである
と紹介されています。
コロッケ、ちくわの天ぷら、きんぴら、赤いたくあん、のりの下におかか
これらのゲストが「のり」という主役を凌駕している
今でもついつい「のり弁」を選んでしまうほど納得です。
牛丼を2杯楽しむ方法
牛丼チェーンといえば一番が「吉野家」ですね。
ビールと牛丼を注文します。
牛丼の具をつまみにしながらビールを飲む
夏は、冷たい麦茶が出てくるので、熱いお茶を注文。
ご飯の上に紅ショウガをのせて熱いお茶を注ぐと
「しょーが茶漬け」のできあがり
実際にやってみると、これがなかなか美味いのです。
ちょっと勇気が必要ですが…
美味しいあんパンの食べ方
学生時代、よく食べていたのが「あんパン」
コンビニでもパン屋さんでも、3つ買うパンの中のレギュラー。
オーブントースターでナイフをあたためてあんパンを横からカットします。
上のパンだけの部分は焼かずに、下のあんこの入った方だけを焼く。
こうすることで熱々を美味しくいただけるのです。
特に冬場は最高に美味しい感じがします。
お試しあれ!
まとめ:シンプルに生きることの大切さ
「大東京ビンボー生活マニュアル」は季節感を大切に生活感があり、人情味あふれる作品です。
時はバブル全盛期。
流されずシンプルに生きていくことを教えてくれたような気がします。
大学とアパートを往復してバレーボールばかりやっていた私にはピッタリだったのでしょう。
発行から28年、IT化の進展など時代は加速度をあげて変化し続けています。
「不易と流行」
最先端の技術の恩恵は享受しつつも、人間らしさやシンプルに生きることは大切にしたい。
そんなことを感じさせてくれる作品です。
[amazonjs asin=”4063721043″ locale=”JP” title=”大東京ビンボー生活マニュアル 上”]
[amazonjs asin=”4063721051″ locale=”JP” title=”大東京ビンボー生活マニュアル 下 “]