子どもたちの笑顔を見ながら、やっぱり運動は大切だと実感することがあります。
適切な運動は、脳に刺激を与え人間本来の持つ機能をリセットしてくれる。
複雑なものが絡み合う現代社会において、小さな頃からストレスを抱える子どもたち…
世の中の変化の波にさらされて精神的に病んでいく大人たち…
日々のスケジュールに忙殺されて貯まっていく疲労…
悩んでる人たちのために書棚にしまってあった本を引っ張り出しました。
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
◎運動をさせた子どもは成績が上がる
◎運動すると35%も脳の神経成長因子が増える
◎運動することでストレスやうつを抑えられる
◎運動で5歳児のIQと言語能力には大きな差がでる
◎運動する人は癌にかかりにくい
◎運動を週2回以上続ければ認知症になる確率が半分になる
巻頭には、こんなことが書かれています。
誰もが適切な運動はカラダにいいと感じている。
でも、運動と脳の関係性まで考えることは稀でしょう。
わたしたちはもはや狩りも採集もしていない。そこに問題がある。動くことの少ない現代の生活は人間本来の性質を壊し、人類という種の存続を根底から脅かしている。
大人の65パーセントが肥満というアメリカは、10パーセントの人たちがⅡ型糖尿病を患っているとのこと。
日本国内でも、運動不足による成人病への警告は多々あります。
保健の教科書にも強調されるのは、この辺りのことばかりで脳に関することは多くありません。
もっと気がかりで、しかも、ほとんどだれも気づいていないのは、動かない生活は脳も殺してしまうということだ。
キレる子どもの事例や、うつやパニック障害の原因の一つが現代のライフスタイルにあるのだとしたら…
生活習慣を変え、運動を取り入れることで状態は改善される。
私たちは肥満や成人病などにばかり注意を奪われ、脳への影響について着目しないできました。
運動をすると、セロトニンやノルアドレナリンやドーパミン–思考や感情にかかわる重要な神経伝達物質–が増えることはよく知られている。
強いストレスを受けると脳の何十億というニューロンの結合が蝕まれることや、うつの状態が長引くと脳の一部が萎縮してしまう。
しかし、運動をすればこのプロセスを逆行させ、脳の基礎構造を物理的に強くできる。
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を可能な限り取り入れてみる。
日々の生活習慣を少しだけ変えて人間本来の持つ機能を修復していく。
利益優先の人たちが出すエビデンスなどは爽やかに無視しましょう。
より脳に着目しながら、根っこはどこにあるのかを考えて改善へとアプローチする。
本質を見極めて生活改善! さあ、やるよ!
[amazonjs asin=”4140813539″ locale=”JP” title=”脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方”]